◇オリックス対埼玉西武 第25回戦(24日・京セラドーム大阪)
今季限りでの引退を表明している小田裕也選手が代走で途中出場した。
6回裏2死から西野真弘選手が三塁打を放ち、代走・小田選手がコールされると、場内は大きな歓声に包まれた。その後、7回表はライト、8回表はセンターの守備に就いた。8回裏に同じく引退を表明した安達了一選手が内野安打で出塁したところで、第1打席へ。カウント1-2からのストレートを打ち返したが、打球は遊撃手の正面を突き、遊直に倒れた。
日本生命から2014年のドラフト8位でオリックスに入団。ルーキーイヤーから代走・守備固めで出場を重ね、2021年には自己最多の101試合出場を果たし、日本シリーズ進出を決めるサヨナラ打を放つなど、2023年までのリーグ3連覇にも貢献した。
そして、試合後に行われた本拠地最終戦セレモニーでスピーチした中嶋聡監督から「一言聞きたいです」とバトンタッチされ、ファンの前で最後のあいさつを行った。
「すごくむちゃぶりなんですけど(笑)。10年間という長いようで短かった年月ですけど、たくさんのファンに恵まれ、監督やコーチ、チームメイト、ライバルたちにも恵まれ、そして僕の大好きな西野(真弘)に出会い、本当に幸せなプロ野球人生でした。
引退発表したときに『まだまだやれる』『もっと見たい』という声をいただいたので、ファンのみなさまの期待を裏切る形になり申し訳なく思っています。でも、本当に感謝の気持ちでいっぱいなので、この場をお借りしてお礼を言わせてください。10年間、ありがとうございました」
◇小田選手 通算成績
681試合 763打席 163安打 10本塁打 62打点 51盗塁 打率.239
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