8月11日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと北海道日本ハムのカード2戦目は、投手陣の好投とベテラン・田中賢選手の決勝打により北海道日本ハムが3対1と接戦を制した。
初回、両チームの先発投手は先頭打者に出塁を許したものの、後続を打ち取り無失点と上々の立ち上がりを披露。2回も両チームともに無得点に終わるが、3回裏に試合が動く。先頭打者として打席に立った1番・牧原選手が初球の変化球を強振。すると、打球は右翼席ギリギリに飛び込む3号ソロとなり、福岡ソフトバンクが先制に成功する。
先制を許した北海道日本ハムは5回表、先頭の7番・アルシア選手が福岡ソフトバンク・大竹投手の136キロの直球を捉えると、打球は右翼ホームランテラスに一直線。頼れる助っ人の12号ソロにより北海道日本ハムが試合を振り出しに戻した。
試合は7回の攻防が終わり、1対1のロースコアゲームに。その中でも活躍が目立ったのは福岡ソフトバンク・大竹投手と2年ぶりの一軍登板を果たしたスアレス投手だ。大竹投手はキレのある直球と変化球のコンビネーションで北海道日本ハム打線を翻弄。6回109球を投じ、被安打5、奪三振3、与四球1、1失点の好投を披露。スアレス投手は最速156キロを複数回記録するなど、150キロを超える直球を連発し、1回、2奪三振、無失点と復帰登板を見事な投球で飾った。
8回も両チームともに無得点で終わり、試合が動いたのは9回表。1死から5番・レアード選手、6番・鶴岡選手の連打と7番・アルシア選手の死球で1死満塁の絶好機を演出。この場面で、8番・田中賢選手が2点適時打を放ち、ついに勝ち越しに成功。北海道日本ハムがこの試合初のリードを奪う。
2点リードで迎えた最終回は、新守護神・浦野投手が福岡ソフトバンク打線を3者凡退に抑え、試合終了。北海道日本ハムが試合終盤まで投手戦が展開される接戦を制し、連敗を止めた。一方、敗れた福岡ソフトバンクは9安打を放ったものの、本塁打による1得点に抑えられ、早くも今季の北海道日本ハム戦の勝ち越しがなくなった。
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