初回に右腕ターナーから放った一撃は逆転の12号3ランに
エンゼルスの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)の本拠地タイガース戦に「3番・DH」で5試合連続スタメン出場し、初回の第1打席に逆転3ランを放った。ムードをガラリと変え、チームを11-5での勝利にへと導く一発。圧巻の今季第12号に、メジャー通算132勝を誇るエンゼルスOBのマーク・グビザ氏も「何てスイングでしょう!」と脱帽していた。
完璧な一撃だった。2点を追う初回無死一、二塁のチャンスで、今季初先発のタイガース右腕ターナーと対峙した大谷。2ボールからの95マイル(約153キロ)のツーシームをフルスイング。快音を残した打球は、スタンドの大歓声の中で左中間フェンスを飛び越え、飛距離411フィート(125メートル)の3ランとなった。
地元ロサンゼルスで中継しているテレビ局「FOXスポーツ・ウェスト」の解説者でエンゼルスOBのグビザー氏は「まさに狙い通りです。ファストボールを捉えました。直球が来るカウントで、最初の2球を辛抱した後、かっ飛ばしました」と声を弾ませた。
さらに、興奮冷めやらぬ様子のグビザ氏は、リプレー映像を見ながら、大谷の美しいスイングを解説した。「今季12号です。いいバランスです。そしてはじき返しました。なんてスイングでしょう! 反対方向への素晴らしい飛距離です」。逆方向に強烈な3ランを放った大谷。その規格外のパワーと美しいスイングに、グビザ氏も感服している様子だった。
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