8月8日、札幌ドームで行われている北海道日本ハムと東北楽天の一戦。この試合先発出場を果たした東北楽天の高卒ルーキー・西巻賢二選手が、3回にうれしいプロ初安打を記録した。

「9番・二塁」としてスタメンに名を連ねた西巻選手は、2点を追う3回表、プロ初打席に入る。北海道日本ハムの先発・村田投手に簡単に追い込まれてしまうが、2-2からの6球目、118キロのスライダーをうまくはじき返した。打球は三遊間を抜けてレフト前へ到達し、19歳のルーキーにとって記念すべきプロ初安打に。

福島生まれ、楽天ジュニア・仙台育英高校の出身と、生粋の地元の星として東北楽天に入団した西巻選手。167センチと小柄ながら、高い守備力と俊足を備え、やがてはチームを背負って立つ存在に、と期待される逸材だ。そんなルーキーがプロとしての第一歩を踏み出した試合は現在、3回を終了して2対0と、依然北海道日本ハムがリードしている。