初回に左中間へ逆転3ラン、4打数2安打3打点2得点の活躍で2連勝に導く
エンゼルスの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)の本拠地タイガース戦に「3番・DH」で5試合連続スタメン出場し、逆転3ランを含む4打数2安打3打点2得点1四球1盗塁と活躍した。左中間最深部にホームランを放つパワーに加えて、スピードを生かした走塁でも躍動。11-5での勝利に大きく貢献した。
まずは0-2で迎えた初回無死一、二塁のチャンスで大谷は今季初先発の右腕ターナーの95マイル(約153キロ)のツーシームを捉えた。左中間最深部のフェンスを越える飛距離411フィート(約125メートル)の12号豪快弾。いきなり試合をひっくり返すと、エンゼルスはこの回7点を奪った。
大谷は2回先頭で早くも2度目の打席へ。今度は2番手アルカンタラのシンカーをセンター方向へ運んだ。遊撃の名手イグレシアスが止めたものの、ここは快足を飛ばして内野安打とすると、続くプホルスの打席で今季5個目、2試合連続の盗塁に成功。しかし、その後の遊ゴロで三塁を狙い、アウトとなった。
3-7となって迎えた4回は1死走者なしで打席へ。タイガースはこの回から3番手ファーマーが登板し、大谷は空振り三振。エンゼルスは5回にヒーニーがキャンデラリオに2ランを浴び、2点差に迫られたが、6回にアップトンの2ランで4点差と引き離し、大谷が直後に4度目の打席へ。無死走者なしで4番手右腕バーヘーゲンと対峙し、ストレートの四球を選んだ。
そして、ここでも圧倒的なスピードを見せつける。暴投で二塁に進むと、プホルスの右飛でスタートを切って三塁へ。さらに、続くシモンズの左飛でタッチアップ。華麗に本塁に滑り込み、チームに追加点をもたらして5点差とした。
7回は内角の際どいコースへのツーシームに見逃し三振に倒れたものの、パワーとスピードで存在感を見せつけた大谷。2連勝に大きく貢献した。今季14度目のマルチ安打で打率は.273に上昇。右手首痛のトラウトの欠場が続く中、3番打者として躍動している。
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