楽天モンキーズのチアリーダーが東京ドームに来場

パ・リーグ インサイト

2024.8.18(日) 18:00

パフォーマンスに出演した楽天モンキーズの4名。左から順に、エビ―、ランラン、ガーリン、ダイイン ©Rakuten Monkeys
パフォーマンスに出演した楽天モンキーズの4名。左から順に、エビ―、ランラン、ガーリン、ダイイン ©Rakuten Monkeys

8月1日、台湾のプロ野球チーム楽天モンキーズのチアリーダー「Rakuten Girls」が東京ドームで開催された楽天イーグルスの試合に出演した。

その様子を、楽天モンキーズで試合演出やチアリーダーの運営を担当している日本人スタッフ・大石幸潔さんがレポートする。

◇ ◇ ◇

昨今の日台交流の機運上昇に伴い、プロ野球界でも日本と台湾の間での交流が継続している。選手の往来は古くから盛んであり、台湾籍の選手は1980年代から日本プロ野球界での活躍が見られた。昨年から今年にかけても、有望な台湾人選手が日本のチームに相次いで入団し、将来の活躍を期待する声が当地台湾のプロ野球ファンから上がっている。

そして日台交流の主役として活躍しているのがチアリーダーだ。
台湾のプロ野球リーグCPBLでは今年3名の日本人チアリーダーが在籍している。

統一ライオンズには昨年まで埼玉西武ライオンズに在籍していたChihiroとNozomiが、楽天モンキーズには昨年東北楽天ゴールデンイーグルスに在籍していたKahoが在籍している。

いずれも交流のあるチームからの移籍であり、球団レベルでの交流が人材交流につながっていると言える。

台湾から日本への人材の動きとしては、日本の福岡ソフトバンクホークス に今年、台湾でアイドルとして活躍していた邱品涵(ピンハン)が入団し、チアの一員としてチームを盛り上げている。

また、球団間のイベントでの交流も活発であり、今年に入ってから巨人・阪神・西武などでチアリーダーを通じた台湾交流イベントが開催されている。

日本と台湾両方に球団を持つ楽天も、毎年チアリーダーを活用した交流を行っている。今年は8月1日に東京ドームで開催された主催試合「楽天スーパーナイター」でのパフォーマンスに台湾から4人のメンバーが参加した。

今回台湾から参加したのは、台湾楽天モンキーズの男性応援団長を務めるエビ―、チアリーダーRakuten Girlsの籃籃(ランラン)岱縈(ダイイン)嘎琳(ガーリン)の総勢4名。

当日のパフォーマンスの様子 ⓒRakuten Eagles
当日のパフォーマンスの様子 ⓒRakuten Eagles

今年の楽天スーパーナイターのテーマは「スポーツとともに、もっといい未来へ。 A BETTER FUTURE TOGETHER」。今回の企画は、人気ロックバンド「サンボマスター」が生演奏する代表曲『できっこないをやらなくちゃ』に合わせて、障がいの有無に関わらず誰もがダンスを楽しめる場づくりに取り組んでいるダンスチーム「SOCIAL WORKEEERZ」と、楽天イーグルスの公式チアリーダー「東北ゴールデンエンジェルス」、サッカーのヴィッセル神戸のガールズ応援ユニット「ヴィッセルセレイア」 、楽天モンキーズのチアリーダー「Rakuten Girls」の一部メンバーがダンスを披露した。

ダンスで共演するメンバーとは試合当日が初顔合わせであり、それまではSOCIAL WORKEEERZの監修のもと、台湾で遠隔でダンスの練習をしていたRakuten Girlsのメンバーたち。本番ではぴったりと息のあったパフォーマンスを見せた。

Rakuten Girlsキャプテンの籃籃 ©Rakuten Monkeys
Rakuten Girlsキャプテンの籃籃 ©Rakuten Monkeys

「ダンスの振り付けは難しくて大変だったのですが、練習の映像を撮って送ると毎回SOCIAL WORKEEERZの先生がすぐに返信してくれて、ここはもっとこうしたほうがいいよというようなアドバイスをもらいながら練習を進めていました。いいパフォーマンスができてうれしいです。

今回はこのようなすばらしい機会をいただいて私たち全員光栄に思っています。これを機会に日本の野球ファンの皆さんに台湾の野球にも興味を持ってもらえたらと思います。

心残りといえば試合がたっぷり観戦できなかったことですが、ちょうど宋家豪選手が登板したタイミングはスタンドで観戦できました。今度はプライベートで来た時にめいっぱい応援したいです!」と、Rakuten Girlsのキャプテン・籃籃(ランラン)は話す。

また、ダンスの企画を主催した楽天グループ株式会社の竹内菜々花さんは、
「楽天が取り組む『スポーツとともに、もっといい未来へ。A BETTER FUTURE TOGETHER』というテーマのひとつに“多様性”というキーワードがあり、台湾からもRakuten Girlsの皆さんに来ていただきました。また、普段はダンスに参加されない男性応援団長のエビ―さんにも参加してもらいました。

SOCIAL WORKEEERZの指導のもと、各チームのチアリーダーの皆さんには遠隔で練習してもらいました。不安でしたが、各チーム一生懸命に練習していただいたおかげで、最高のパフォーマンスを披露することができたと思います」と話した。

この日のために台湾からかけつけたというファンの男性は、
「楽天は台湾にも日本にも球団を持っているので、こういった企画をたくさんやってほしいです。私はRakuten Girlsのファンなので、メンバーが日本でも活躍するのを見るのが楽しみです」と今後の活動に期待を寄せていた。

試合前日都内のイベントで共演した志柿じゅみさん(前列右から2番目)とRakuten Girls ©Rakuten Monkeys
試合前日都内のイベントで共演した志柿じゅみさん(前列右から2番目)とRakuten Girls ©Rakuten Monkeys

さらには、この試合の前日に都内のイベントで共演しているアイドルの志柿じゅみさんにも話を聞いた。彼女はRakuten Girlsの追っかけとしても、台湾、日本双方のRakuten Girlsファンに認知されている。

「私は去年台湾で偶然楽天モンキーズの試合を観たのがきっかけで、かれこれもう10回以上台湾で試合とチアの皆さんを見ています。昨日(試合前日の7月31日)は、ライブでも共演させてもらって感激しました。Rakuten Girlsのメンバーは私のYouTubeでもたびたび紹介していますので、多くの人にRakuten Girlsを知ってもらって、台湾へ観に行ってくれたら私もうれしいです」

今後も日本と台湾の各球団での取り組みが期待される。

文・楽天モンキーズ 大石幸潔

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