【試合戦評】14安打の猛攻で福岡ソフトバンクが一矢を報いる勝利。交流戦制覇を懸け広島との直接対決へ

パ・リーグ インサイト

2017.6.15(木) 00:00

福岡ソフトバンクホークス・中村晃選手(C)パーソル パ・リーグTV
福岡ソフトバンクホークス・中村晃選手(C)パーソル パ・リーグTV

昨日の試合で、セ・リーグ初の継投による無安打無得点試合を献上し、巨人とのカード負け越しが確定してしまった福岡ソフトバンク。意地を見せたい今日の試合の先発は中田投手。対する巨人の先発は内海投手である。中田投手の好投はもちろん、巨人戦2試合で計3安打と抑え込まれている福岡ソフトバンク打線の奮起にも期待したい。

初回、中田投手は制球に苦しみ、いきなり1死1,3塁のピンチを背負うものの、4番・マギー選手と5番・村田選手を打ち取り、無失点で切り抜ける。その後も四球で走者を背負うなど球数を費やすが、要所を締めて先制を許さず。何とか踏ん張って打線の援護を待つ。

両チーム無得点で迎えた3回表、1死から8番・鶴岡選手が今季2号ソロ。「高めに来た球をしっかりたたこうと思っていました。昨日、一昨日といやな流れでしたし先制できて良かったです。賢一をしっかりリードしてリズムに乗せたいです」と振り返る女房役の一発で、福岡ソフトバンクが先制に成功する。

さらに4回表にも、先頭の柳田選手が二塁打で出塁し、続く江川選手、5番・中村晃選手のゴロの間に本塁に生還。1点を追加して、スコアを2対0とする。5回裏に代打・阿部選手の犠飛で1点を奪われるが、直後の6回表に先頭の江川選手が内野安打で出塁し、続く中村晃選手が追い込まれながらも中前への適時打。中村晃選手は7回表にも適時二塁打を決めて、福岡ソフトバンクが7回までに3点のリードを握った。

福岡ソフトバンクは8回表にも3番・柳田選手と4番・江川選手の連続適時打で3点を奪い、巨人を大きく突き放す。その裏、3番・坂本選手の適時打などで2点を返されるものの、9回裏は守護神・サファテ投手が無失点に抑えてゲームを締めた。

4時間以上に及んだ試合は7対3で福岡ソフトバンクが勝利。2連敗を喫していた巨人を相手に、14安打7得点の猛攻を仕掛けて一矢を報いた。明日からは、セ・リーグ首位の広島との3連戦が待っている。現在、交流戦首位に立つ広島と渡り合い、2015年から2年連続で交流戦制覇を果たしている強さを見せ付けたい。

記事提供:

パ・リーグ インサイト

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE