7月28日、楽天モバイルパーク宮城で行われた東北楽天と千葉ロッテの第16回戦は、8対7で東北楽天が勝利。
東北楽天の先発・荘司康誠投手は3回まで無失点も、3四球と不安定な立ち上がり。4回表、安打と2四球で無死満塁のピンチを招くと、和田康士朗選手に2点先制打を許して4回95球3安打6四死球1奪三振2失点で降板。代わってマウンドに上がった弓削隼人投手も、2四球と4安打で4点を失いスコアは0対6に。
しかし打線は6回裏、小郷裕哉選手の犠飛と中島大輔選手の適時打で2点を返し、続く辰己涼介選手の4号3ランで1点差に。なおも1死満塁と好機を得て、村林一輝選手の犠飛で同点に追い付くと、黒川史陽選手が適時打を放ち、この回一挙7得点で逆転に成功する。
直後の7回表、酒居知史投手が1死1、3塁からスクイズを決められ、試合は再び振り出しに。8回表は鈴木翔天投手、9回表は則本昂大投手がそれぞれ3者凡退に抑え、勝負は9回裏の攻撃へ。
先頭・石原彪選手の四球、小郷裕哉選手の二塁打で一打サヨナラの好機、打席にはここまで3ラン含む2安打の辰己選手。カウント1−1からのスライダーをセンターへ打ち返し、サヨナラ安打で激戦に幕を下ろした。東北楽天は、辰己選手が2安打3打点、黒川選手が2安打1打点の活躍で後半戦初勝利。
敗れた千葉ロッテは、先発の種市篤暉投手が5回まで完全投球を見せるも、6回につかまり5.1回67球4安打2四球1奪三振6失点。9回裏にマウンドへ送った守護神・益田直也投手が誤算だった。打線では9番・和田康士朗選手が2安打5打点を記録している。
123456789 計
ロ 000240100 7
楽 000007001X 8
ロ 種市篤暉-岩下大輝‐坂本光士郎‐鈴木昭汰‐●益田直也
楽 荘司康誠-弓削隼人‐宋家豪‐酒居知史‐鈴木翔天‐○則本昂大
文・薗田陽和
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