7月20日、ほっともっとフィールド神戸で行われたオリックスと東北楽天の第14回戦は、3対2で東北楽天が勝利。延長12回、4時間31分の熱戦を制した。
打線は3回表、石原彪選手の4号ソロで先制に成功。先発の岸孝之投手は粘りの投球で5回まで得点を与えずにいたが、6回裏に連打で無死1、3塁から太田椋選手の適時二塁打で同点となる。岸投手は無死満塁としたところで降板し、渡辺翔太投手が火消しに向かうも内野ゴロの間に1点を失い、勝ち越しを許す。
相手先発・カスティーヨ投手の前に7回まで4安打に終わっていた打線。しかし1点ビハインドで迎えた9回表、浅村栄斗選手の安打と鈴木大地選手の犠打で1死2塁の好機をつくると、フランコ選手の適時二塁打で試合を振り出しに戻す。9回裏を鈴木翔天投手が抑え、試合は延長戦に。
10回からは酒居知史投手、則本昂大投手がそれぞれ無失点でつなぐと、12回表、中島大輔選手の四球、村林一輝選手の犠打で1死2塁の好機を演出。続く代打・阿部寿樹選手が適時打を放ち、勝ち越しに成功する。最終12回裏は、ターリー投手が1死満塁と一打逆転のピンチを迎えるも、後続を併殺打に抑え、3対2で試合は終了した。
勝利した東北楽天は、岸投手が5.0回91球7安打1四球3奪三振2失点。フランコ選手が2安打1打点、鈴木大地選手が2安打の活躍を見せた。
敗れたオリックスは、先発・カスティーヨ投手が7回93球4安打2四球2奪三振1失点の好投も、延長12回に一軍初のリリーフ登板となった山下舜平大投手が痛打を浴び惜敗。なお森友哉選手が3安打、頓宮裕真選手が2安打をマークしている。
123456789101112 計
楽 001000001001 3
オ 000002000000 2
楽 岸孝之-渡辺翔太‐弓削隼人‐藤平尚真‐鈴木翔天‐酒居知史‐○則本昂大‐Sターリー
オ カスティーヨ-ペルドモ‐マチャド‐鈴木博志‐●山下舜平大‐富山凌雅
文・西嶋葵
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