首位攻防第3ラウンド。勝ち越しを懸けた白熱の戦いの行方は

パ・リーグ インサイト

2018.8.5(日) 09:32

埼玉西武ライオンズ・榎田大樹投手(C)PLM
埼玉西武ライオンズ・榎田大樹投手(C)PLM

8月5日、メットライフドームで行われる埼玉西武と北海道日本ハムの首位攻防第3ラウンド。初戦は埼玉西武が制したが、2戦目は北海道日本ハムが奪い返して1勝1敗の五分に。カード勝ち越し、そして今後の行方が懸かった重要な一戦の注目ポイントを挙げていく。

【今季対戦成績】
埼玉西武→6勝7敗、北海道日本ハム→7勝6敗

【埼玉西武】榎田投手 14試合、7勝2敗 75.2回、58奪三振、30失点 防御率3.21
【北海道日本ハム】高梨投手 16試合、5勝5敗 102回、71奪三振、48失点 防御率3.71

埼玉西武の先発は自身連勝中の榎田投手が務める予定だ。ここ5試合は全て3失点以内に抑えており、イニング数にやや物足りなさを感じさせながらも、試合を作る能力には長けていると言っていい。暑いメットライフドームにも慣れたようで、直近の成績からも大きく崩れる心配はなさそう。2日後に32歳の誕生日を迎える榎田投手が、一足早く最高の一日を迎えることができるか。

一方の高梨投手は、ここ3試合は全て勝ち星に恵まれておらず、5勝5敗と貯金が作れていない。しかしながら、今季の埼玉西武戦ではいずれもメットライフドームでの登板で、防御率2.63と強力打線をうまく抑え込んでいる印象だ。浅村選手、山川選手のポイントゲッターを相手にするには、右打者への被打率が.281という点が気がかりだが、5日の試合ではより集中力を高めて右打者と真っ向勝負したい。

それ以外のデータを見てみると、埼玉西武が札幌ドームで4戦4勝と圧倒しているのに対し、メットライフドームでの北海道日本ハム戦は3勝4敗と負け越しており、ホームにできていない点が気になるところ。今カードを見ても、1勝1敗と五分の戦いで、1戦目も途中まで北海道日本ハムがリードしていたように、埼玉西武がやや押され気味の印象だ。果たして5日の試合ではこれらのデータ通りの展開となるか、両先発の仕上がりとあわせて注目していきたい。

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