8月4日、パ・リーグの首位攻防戦第2ラウンドがメットライフドームで行われる。3日の試合は埼玉西武が終盤に思わぬ形で逆転し、大事なカード初戦で白星を挙げた。
この勢いのまま勝ち越しを決めたい埼玉西武と、逆転優勝に向けて連敗は避けたい北海道日本ハム。注目の天王山の第2戦、4日の試合の見どころを確認していきたい。
【今季対戦成績】
埼玉西武→6勝6敗、北海道日本ハム→6勝6敗
【埼玉西武】ウルフ投手 9試合、3勝2敗 41.1回、21奪三振、29失点 防御率5.01
【北海道日本ハム】マルティネス投手 16試合、7勝7敗 106回、55奪三振、48失点 防御率3.65
埼玉西武の先発はウルフ投手だ。前回登板の福岡ソフトバンク戦では5回2失点(自責点1)で今季3勝目をマーク。ここまで苦しいシーズンを送っているが、今季唯一の北海道日本ハム戦では6回無失点で勝ち投手となった。チームの期待に応え、再び快投を披露できるか。
埼玉西武打線では、3日に3試合ぶりの安打を放ち、不振脱出の兆しが見えた秋山選手に注目してほしい。首位打者争いではやや遅れを取りつつあるものの、切り込み隊長の活躍は優勝を狙うチームに不可欠。これをきっかけに、好調時の打撃を取り戻してほしいところだ。
対する北海道日本ハムは、先発マウンドにマルティネス投手を送り込む。前回の東北楽天戦では4回1/3で7失点と打ち込まれ、2試合続けて大量失点を喫した。自身にとってもチームにとっても大事な一戦で、改めてその存在価値を証明したい。
北海道日本ハム打線では、レアード選手が3日の試合で3試合連続本塁打と量産体制に入っている。来日以来、3年連続で30本塁打以上を記録している大砲は、これで4年連続の大台まで残り7本。首位追撃を狙うチームには、ますますその活躍が欠かせなくなるだろう。
記事提供: