8月4日、東北楽天と千葉ロッテのカード2戦目が楽天生命パーク宮城で行われる。3日の初戦では延長戦にもつれ込んだ試合を千葉ロッテが制し、連敗を4で止めた。
悪い流れをついに止めた千葉ロッテが復調のきっかけをつかむか、それとも東北楽天がここ最近の勢いの差を見せ付けるか。今後を見据えるうえで重要な試合となってきそうな、4日の試合の見どころを挙げていきたい。
【今季対戦成績】
東北楽天→5勝7敗、千葉ロッテ→7勝5敗
【東北楽天】岸投手 16試合、9勝1敗 122回、118奪三振、32失点 防御率2.14
【千葉ロッテ】ボルシンガー投手 15試合、12勝2敗 95.1回、72奪三振、30失点 防御率2.45
東北楽天の先発は岸投手だ。前回登板の福岡ソフトバンク戦では1失点完投で、今季9勝目を手にしている。防御率リーグトップと安定した投球を続けている右腕は、この試合で実に4年ぶりとなる2桁勝利を達成できるだろうか。
犬鷲打線ではウィーラー選手に注目だ。一軍復帰戦となった3日の試合では、最初の打席で二塁打を放つと、第2打席では死球を受けて2打席連続で出塁を果たし、早くもらしさを発揮している。絶好調だったアマダー選手の抹消は痛いが、ウィーラー選手が復調すればその穴を埋められるはず。そのプレーで好調のチームを今後さらに勢い付けたい。
対する千葉ロッテの先発はボルシンガー投手。前回の埼玉西武戦では味方の拙守に足を引っ張られ、4回を投げて来日最多となる6失点(自責点5)を喫し、5月4日から続いていた連勝が11でストップしている。仕切り直しの一戦で、改めて勝ち星を再び伸ばしていけるか。
鴎打線では伊志嶺選手に注目だ。トップバッターとして起用された3日の試合は、7回に先頭打者として二塁打を放ち、チームの先制点につなげている。今季は打率.355と打撃好調で、スタメン起用の機会も増えてきている。30歳を迎えた節目のシーズン、俊足巧打の外野手は今後も好調を持続させ、再び主力の座へと返り咲くことができるだろうか。
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