埼玉西武「逆転アップルパンチ」から大量得点 首位決戦へ辻監督は「意識しない」

Full-Count 岩国誠

2018.8.3(金) 10:00

埼玉西武・辻監督【写真:荒川祐史】
埼玉西武・辻監督【写真:荒川祐史】

ホークスに勝ち越しは「大きい」、3日から北海道日本ハム戦

■埼玉西武 10-2 福岡ソフトバンク(2日・メットライフ)

1日に大敗を喫した首位・埼玉西武は2日、福岡ソフトバンクに大勝。2回に一挙7得点を奪う猛攻で相手先発・石川を降板に追い込むと、先発・今井は7回5安打2失点の好投で、今季2勝目を上げた。

試合後には「2回のピンチを1点にしのいだことが大きかった」とまずは、先発・今井を称えた辻監督。「2回の大量得点で気持ちがラクになって、攻めの投球ができるようになった」として、「その後の外崎の2ラン、(攻撃では)それが大きかったね」と先制された直後の2回に外崎が放った「逆転アップルパンチ」13号2ランを評価した。

その外崎は「打ったのはカーブだと思います。今までの中で一番の手応え。完璧に打てました」と自画自賛。お立ち台では「打てていない石川投手から打てたことと、自分のスイングでボールを捉えられたことが良かった」と話した。

外崎の「アップルパンチ」が石川のリズムを狂わせたのか、2死から8番・中村も石川のカーブをとらえる12号ソロで追い打ち。さらに2つの四球を絡めながら2回に7安打7得点で、石川をマウンドから引きずり下ろした。

四球がらみの得点について、辻監督は「そういうことがないと大量得点にはならない。(それができた2回の攻撃は)素晴らしかったですね」と評価。そして「ソフトバンクも強力打線なのでやはり怖い相手。そこで(8回に)浅村がチームバッティングで2点を追加。あれがダメ押しになった」と、頼れるキャプテンの打撃に目を細めた。

「(ソフトバンク3連戦を)勝ち越せたことは大きい」

3日からは2.5ゲーム差で追いかけてくる2位・北海道日本ハムとの首位攻防戦を迎えるが、指揮官は「周りは騒ぐが意識はしていない」と自然体で挑むことを強調。その上で「1試合ごとにいかに勝つかを考えて試合に挑む。明日は素晴らしいマッチアップなので、たくさんの方にメットライフドームにお越しいただきたい」と、すでに発表されている予告先発「埼玉西武菊池VS日ハム上沢」の投げ合いに期待を寄せていた。

記事提供:Full-Count

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