驚異の粘りで今日も逆転勝ち。楽天、5位とゲーム差1.5

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2018.8.2(木) 21:47

東北楽天ゴールデンイーグルス・茂木栄五郎選手(C)PLM
東北楽天ゴールデンイーグルス・茂木栄五郎選手(C)PLM

8月2日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと東北楽天のカード最終戦は、東北楽天が9回表2死から神がかり的な逆転劇を見せ、3対2で勝利した。同一カード3連勝を決め、5位・オリックスまでは1.5ゲーム差まで詰め寄っている。

試合は昨夜に引き続き、またも競った展開となった。オリックスの先発・ディクソン投手と東北楽天の先発・美馬投手の粘投により、序盤の3イニングスは両チーム無得点に終わる。

4回裏、2死満塁の絶好機で6番・白崎選手が2点適時打を放ち、オリックスが先制に成功。東北楽天も6回表に藤田選手の適時打で1点差に詰め寄るが、以降オリックス投手陣を打ち崩すことができない。

ディクソン投手は6回1失点、美馬投手は5回2失点と、それぞれ先発として試合を作り、2対1の僅差のまま両チームともに継投策へ入っていく。オリックスは、2番手の岩本投手と3番手の山岡投手がそれぞれ1イニングを無失点で切り抜け、東北楽天も同じく2番手の宋家豪投手と3番手の松井投手が相手打線に追加点を与えず。試合はオリックスの1点リードで最終回に突入した。

わずかなリードを守るべく、9回のマウンドを託されたオリックスの守護神・増井投手は、1死から四球と暴投で走者を背負う。何とか2死まではこぎつけたものの、ここで田中選手が起死回生の適時三塁打。さらに続く茂木選手にも値千金の勝ち越し打が飛び出し、東北楽天が追い込まれた状況からの驚異的な粘りで、一気に試合をひっくり返した。

一転東北楽天の1点リードとなった9回裏は、守護神・ハーマン投手が3者凡退で締めくくってゲームセット。結局オリックスと東北楽天のカード最終戦は、3対2で東北楽天が勝利。絶好調のチーム状態を象徴するような逆転劇を見せた犬鷲軍団が、同一カード3連勝を飾った。

東北楽天は打線が最終回まで1得点に抑え込まれていたが、土壇場で2本の適時打が飛び出して鮮やかな逆転勝ち。奮闘を見せた投手陣に最後の最後で打線が応え、大きな1勝を手にしている。

オリックスの先発・ディクソン投手は好投を見せたが、白星が直前でこぼれ落ちる結果に。打線は中盤以降の好機を生かしきれなかったことが響き、3試合連続の逆転負けで同一カード3連敗を喫している。

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