8月2日にメットライフドームで行われる、埼玉西武と福岡ソフトバンクのカード最終戦。1日の2戦目では福岡ソフトバンクが17安打14得点の猛攻で大勝し、3連戦の成績を1勝1敗のタイに戻している。2位の北海道日本ハムが好調を維持しているため、首位の埼玉西武と3位の福岡ソフトバンクのどちらにとっても負けられない試合となりそうな2日。その試合の見どころを挙げていきたい。
【今季対戦成績】
埼玉西武→7勝7敗、福岡ソフトバンク→7勝7敗
【埼玉西武】今井投手 5試合、1勝2敗 23回、16奪三振、19失点 防御率7.04
【福岡ソフトバンク】石川投手 19試合、8勝5敗 100.1回、71奪三振、42失点 防御率3.50
埼玉西武の予告先発は今井投手。プロ初先発で初勝利という鮮烈なデビューを飾ってからは苦しいピッチングが続いていたが、前回登板となった7月21日の東北楽天戦では6回3失点と試合を作り、復調を印象付けた。2試合続けてクオリティ・スタートを成功させ、プロ2勝目を手にすることができるか。
埼玉西武打線では、1日の試合で3安打を放った浅村選手に注目だ。大敗を喫したチームで気を吐いたキャプテンは、これで3試合連続の猛打賞。カード勝ち越しの懸かる2日も、チームを引っ張る快打に期待したい。
対する福岡ソフトバンクの先発は石川投手だ。今季は故障者続出の先発陣にあって軸として奮闘しており、すでに昨季と同じ8勝をマークしている。チームの勝ち頭でもある26歳右腕は、首位の埼玉西武打線を封じ込めて自己最多となる9勝目をつかみ取れるだろうか。
福岡ソフトバンク打線では長谷川勇選手に注目だ。1日の試合では今季1号を含む2本塁打を放ち、復調を強く印象付けた。故障に苦しめられ続けたかつての首位打者は、サイクルリーチにこぎつけた大暴れの一戦を、主軸へ返り咲くためのきっかけとできるだろうか。
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