大竹耕太郎が「育成ドラフト出身のルーキー史上初」のプロ初登板・初先発で初勝利。福岡ソフトバンクが昨夜の借りを返す

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2018.8.1(水) 21:23

福岡ソフトバンクホークス・長谷川勇也選手(C)PLM
福岡ソフトバンクホークス・長谷川勇也選手(C)PLM

8月1日、メットライフドームで行われた埼玉西武と福岡ソフトバンクのカード第2戦は、福岡ソフトバンク打線が計17安打と大爆発し、14対6で勝利。先発したルーキー左腕・大竹投手が、首位チーム相手の先発という大役を果たし、「育成ドラフト出身のルーキーとしては史上初」となる、プロ初登板初先発でプロ初勝利を手にした。

試合は序盤まで拮抗した展開となっていたが、中盤から福岡ソフトバンク打線が大爆発した。まずは初回、埼玉西武の4番・山川選手が豪快な先制2ラン。プロ初登板で先発を任された福岡ソフトバンクの育成出身ルーキー・大竹投手にとっては、いきなりプロの洗礼を浴びる形となった。

しかし直後の2回表、福岡ソフトバンクの6番・長谷川勇選手が、埼玉西武の先発・高木勇投手から第1号同点2ラン。4回表には1死満塁の好機を作ると、甲斐選手が勝ち越しの2点適時打を放つ。そしてさらに続く2死満塁のチャンスで、2番・牧原選手が走者一掃の適時三塁打を放ち、敵失も絡んでそのままホームイン。この回一挙6得点を挙げた福岡ソフトバンクがスコアを8対2とし、3回2/3で高木勇投手をノックアウトした。

5回表にはデスパイネ選手のソロ、今宮選手の適時打、相手の暴投でさらに3点を追加し、6回表には長谷川勇選手がこの日2本目となる3ランをかっ飛ばした福岡ソフトバンク。大量の援護を受けた大竹投手は初勝利に向けて力投を続け、2回以降は強力打線を相手に無失点投球を続けていく。

大竹投手は8回2失点と埼玉西武打線に付け入る隙を与えず、デビュー戦からその実力を証明する投球を披露した。埼玉西武も9回に代わった二保投手から森選手が満塁弾を放って意地を見せたが、序盤の大きな失点が最後まで重くのしかかる結果に。埼玉西武と福岡ソフトバンクのカード第2戦目は、福岡ソフトバンクが14対6で勝利。5本塁打を浴びた昨夜の借りを返した。

勝利した福岡ソフトバンクの先発・大竹投手は8回103球、5安打2失点と堂々たるピッチングで、見事にプロ初先発初勝利を挙げた。打線は、三塁打が出ればサイクル達成という打席で本塁打を放ち、「サイクル超え」を演じた長谷川勇選手らの活躍によって、17安打14得点と大爆発。最終回に驚異的な追い上げを受けたものの、中盤までのリードを守って逃げ切った。

5月1日以来の一軍マウンドに上がった埼玉西武の先発・高木勇投手は、3回2/3で8失点(自責点7)と苦しいピッチングとなり、先発ローテーション入りに向けてアピールすることができなかった。打線は2本の本塁打で計6点を挙げたが、大量失点を挽回するには至らず。連勝は6でストップした。

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