8回に左腕アルバラドの155キロを打ち返す
エンゼルスの大谷翔平投手は7月31日(日本時間8月1日)、敵地レイズ戦に「2番・DH」でスタメン出場し、4打席無安打で迎えた5打席目に痛烈な中前安打を放った。
三飛、空振り三振、中飛、空振り三振と4打席凡退で迎えた8回。1死一塁で打席に入った大谷は、苦手とする左腕のアルバラドと対峙した。この日は、2番手の左腕ヤーブロウに2つの三振を喫していたが、ようやく5打席目で快音を響かせた。
アルバラドが投じた初球、96.6マイル(約155.4キロ)を弾き返した。打球は痛烈なピッチャー返しに。打球に襲われたアルバラドが思わず驚き、身を屈めてしまうほどの強烈な当たり。MLB公式データ計測システム「スタットキャスト」によると、打球速度は101.5マイル(約163.3キロ)を記録した。
この強烈なピッチャー返しに試合を中継した「FOXスポーツ・ウエスト」で解説を務めたメジャー通算132勝投手のマーク・グビザ氏は「レイズは内野手を投手の後方に置くシフトを敷いていましたが、それでも打球を取れませんでしたね」とコメント。
アルバラドが打球に身を屈めた場面を振り返り、マイナーリーグでのプレー経験のある実況のビクター・ロハス氏は「何が恐ろしいのかと言いますと、それは“打球音"です。打球が自分目掛けて飛んでくるときの音。打球音が聞こえ、それが自分目掛けて飛んでくると感じるのです。そしてオオタニがバットでボールを捉える瞬間、毎回大きな音が生まれるのです」と語っていた。
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