8月5日から阪神甲子園球場で行われる『第100回全国高等学校野球選手権記念大会』の出場校が出揃った。今回は記念大会で56校が甲子園に出場できるが、当然そこに進めなかった高校も多く、現役プロ野球選手でも甲子園のグラウンドにたどり着けなかった選手も多い。そこで、夏の甲子園に出場したことがなかったパ・リーグの主な選手を見ていきたい。
春夏通じて7度の全国制覇を誇る野球名門校の大阪桐蔭は、埼玉西武・中村剛也選手、浅村栄斗選手、森友哉選手、北海道日本ハム・中田翔選手など現役プロ野球選手を多数輩出。浅村選手、森選手が高校時代に夏の甲子園を制したが、現役最多6度の本塁打王に輝く中村選手は、在学した3年間で1度も甲子園出場が叶わなかった。ちなみに中村選手が在学中の夏の大阪府代表は、1年生の時が北陽高、2年生の時がPL学園高、3年生の時が上宮太子だった。
今季から埼玉西武でプレーする松井稼頭央選手も、野球名門校・PL学園高出身。松井選手は2年春にセンバツベスト8入りを果たした経験があるが、夏の甲子園は縁がなかった。夏の甲子園6度全国制覇した古豪・広島商出身の福岡ソフトバンク・柳田悠岐選手は、1年生の時にチームが夏の甲子園に出場しているが、柳田選手はベンチ外だったため出場ならず。
1970年と2015年に全国制覇した東海大相模高出身の北海道日本ハム・大田泰示選手は、在学した2006年からの3年間、いずれも神奈川県大会決勝で涙をのんだ。1年夏は横浜高、2年夏は桐光学園、記念大会となった3年夏は慶応が甲子園出場を果たしている。
現在首位を走る埼玉西武の秋山翔吾選手、源田壮亮選手、山川穂高選手、外崎修汰選手といった主力の多くも夏の甲子園出場経験はなし。今季通算2000安打を達成した福岡ソフトバンク・内川聖一選手、通算2000安打まで残り13本に迫った千葉ロッテの福浦和也選手といった長くプロ野球で活躍する選手たちも夏の甲子園に出場することができなかった。
いよいよ4日後に迫った『第100回全国高等学校野球選手権記念大会』。今年はどんなドラマが見られるだろうか。
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