昨夜の試合ではロメロ選手の来日初のサヨナラホームランで勝利したオリックス。交流戦に入ってから波に乗っているチームは勝ち星を重ね、借金を2まで減らした。今日の先発は前回登板で約2カ月ぶりの勝利を収めた松葉投手。対する中日はプロ初勝利を狙う柳投手がマウンドに上がる。

初回、先発・松葉投手は打たせて取る投球で打者3人をきっちり抑える。2回、3回も無失点に抑え、4回表には先頭・荒木選手に三塁打を許しピンチを招くも、クリーンアップを3者連続三振に仕留めてこのピンチを無失点で切り抜ける。

援護したい打線は直後の4回裏に先頭・マレーロ選手が「打った瞬間、完璧だね。とにかく先制することができてよかったよ！」と語る来日第1号本塁打。昨夜はホームベースを踏み損ねたことで三塁打となったが、今日は正真正銘の一発となる左中間席上段へのアーチで先制点を挙げる。

追加点を挙げたいオリックス打線は5回裏、1死から7番・T-岡田選手が四球で出塁し、続く8番・武田選手が二塁打を放って1死2,3塁の好機を作る。この場面で9番・若月選手の内野ゴロの間に1点を追加。2対0とし、先発・松葉投手を援護する。

2点の援護をもらった松葉投手だが、7回表に4番・ビシエド選手、5番・ゲレーロ選手に2者連続本塁打を浴びるなど、この回3点を失い逆転されてしまう。

しかし、1点を追う8回裏に再びオリックス打線が奮起する。まずは先頭の西野選手が二塁打を放つと、続く1番・マレーロ選手が四球を選び無死1,2塁とする。2番・安達選手が犠打を決め絶好機が訪れると、この場面で3番・中島選手が適時二塁打を放ち、逆転に成功。さらに5番・小谷野選手が右翼への犠飛を放ちさらに加点。5対3とリードを奪い返す。

9回表は守護神・平野投手が先頭・ゲレーロ選手に安打を許したが、後続を打ち取って逃げ切り勝ち。好機に打線がつながり、踏ん張りを見せていた投手陣を援護。投打がかみ合い、見事逆転勝利を収めた。これで今カード勝ち越しを決め、借金を1とした。明日は勝率5割復帰、3連勝を目指し自身2連勝と波に乗っている山岡投手がマウンドに上がる。