巨人と戦った前カードでは、驚異的な打線の粘りで3連勝を決め、引き分けを挟んで6連勝と乗りに乗っている埼玉西武。横浜DeNAと対峙する今日の試合の先発は、パ・リーグ単独トップの防御率を誇るエース・菊池投手に託される。横浜DeNAの先発は井納投手である。

初回、菊池投手は走者の出塁を許すものの、後続を打ち取って無失点。2死1,2塁の場面では153キロを連発するなど、さすがの投球を披露する。しかし2回表に、8番・田中浩選手に一発を浴びて2失点。試合は序盤から埼玉西武が2点を追う展開となる。

その後は菊池投手が立ち直り凡打の山を築くが、要所を締める井納投手の投球の前に打線が決定機をつかめず、両投手の好投による投手戦が繰り広げられた。

再び試合が動いたのは、7回裏。1死から8番・炭谷選手が安打で出塁し、代打・水口選手が二塁打を放って1死2,3塁の好機を呼び込むと、1番・金子侑選手が右翼への2点適時二塁打。終盤で同点に追い付き、試合を振り出しに戻す。さらに2塁走者の金子侑選手が横浜DeNAの砂田投手のボークで進塁し、2番・源田選手のゴロの間に生還。エースの力投に応えて、埼玉西武が勝ち越しに成功する。

埼玉西武の1点リードで迎えた9回表。勝利まであとアウト3つという場面で守護神・増田投手を投入。しかし、5番・宮崎選手に2ランを浴び、まさかの逆転を許してしまう。サヨナラの機会に賭けたい埼玉西武だったが、9回裏は3者凡退に抑え込まれて無得点。試合は横浜DeNAが勝利し、埼玉西武は痛恨の逆転負けを喫した。連勝は6で途切れたが、気持ちを切り換えて、明日からまた1つ1つ勝ち星を積み重ねていきたい。