6月7日、神宮球場で行われた東京ヤクルトと北海道日本ハムの「日本生命セ・パ交流戦2024」第1回戦は、5対4で北海道日本ハムが延長戦を制した。

　北海道日本ハムは初回、2死から水谷瞬選手とマルティネス選手の2者連続弾が飛び出し、2点を先行する。2回表には、上川畑大悟選手、奈良間大己選手の連打で無死1、3塁の好機をつくり、伏見寅威選手の適時打で1点を追加。3点リードの5回表は、1死満塁から松本剛選手に犠飛が生まれた。

　先発・山崎福也投手は毎回安打を許しながらも、5回まで東京ヤクルト打線を無失点に抑える。しかし6回裏、無死1、2塁から山田哲人選手に適時打を浴び、その後1死満塁となったところで降板。2番手の田中正義投手が、2死満塁から押し出し四球で2点差に詰め寄られるも、これ以上の得点は許さず。

　7回裏には、3番手・河野竜生投手が2死2、3塁のピンチを招くと、後を受けたマーフィー投手がオスナ選手に適時打を浴び、1点差に迫られる。8回裏、続投したマーフィー投手が一打同点の場面を無失点でしのいだが、9回裏。杉浦稔大投手がサンタナ選手に同点弾を許し、試合は延長戦へ。

　4対4で迎えた11回表、万波中正選手が二塁打を放つなど2死2、3塁とチャンスメイク。すると、相手投手の暴投の間に走者が生還し、勝ち越しに成功する。11回裏はザバラ投手が締めた。北海道日本ハムは、山崎福也投手が5.1回93球6安打3四球2失点。10回裏に登板し、無失点に抑えた矢澤宏太選手がプロ初勝利を挙げた。水谷選手が2号ソロ、マルティネス選手は7号ソロ含む3安打を記録している。

　 １２３４５６７８９1011 計
日 ２１００１０００００１ ５
ヤ ０００００２１０１００ ４

日 山崎福也-田中正義-河野竜生-マーフィー-杉浦稔大-○矢澤宏太-Sザバラ
ヤ 松本健吾‐エスパーダ‐星知弥-石山泰稚-木澤尚文-●小澤怜史

文・藤井美月

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