7月29日、ZOZOマリンスタジアムで行われている千葉ロッテと埼玉西武の一戦。この試合は千葉ロッテ・ボルシンガー投手、埼玉西武・榎田投手という好投手同士の投げ合いだったが、ともに本調子とはいえず、序盤から意外な展開を見せた。
外国人選手のシーズン最多連勝記録が懸かっていたボルシンガー投手は、初回からマウンドで背中を気にする素振りを見せ、一度はトレーナーが駆け寄る事態に。それでも2回まではピンチを切り抜けていたが、3回表に味方守備の乱れで一挙4点を失ってしまう。
4回表にも味方の失策から2点を失い、4回までに98球を費やして6失点を喫したボルシンガー投手。一方、榎田投手は早い段階で頼もしい援護を得ていたにもかかわらず、ボルシンガー投手に引きずられるように制球が定まらない。
3回裏に先頭へ四球を出して1失点、続く4回裏には2四球を出すと結局押し出し死球を与えてしまい、まだ6対2と4点リード中だったが、辻監督は榎田投手の降板を指示。
榎田投手が4回途中4安打4四死球2失点でマウンドを降りると、代わってルーキーの齊藤大投手が登板、満塁のピンチを無失点で切り抜けた。試合は4回を終了し、6対2と依然埼玉西武がリードしている。
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