今季は8月7日からの埼玉西武戦、10日からの千葉ロッテ戦で開催
オリックス・バファローズ夏の恒例イベント「Bs夏の陣2018」が8月7日~9日の埼玉西武戦、10日~12日の千葉ロッテ戦で開催される。「Bs夏の陣」では、毎年限定ユニフォームを着用しており、斬新なデザインが話題となっている。今年で10年目を迎えたこのイベントについて、オリックス・バファローズ企画事業部宣伝グループ長の後藤俊一さんに話を聞いた。
「Bs夏の陣」は、球団の各部署からメンバーが集まり「お祭りのような大きなイベントはできないか」と案を出し合ったのが始まりだ。
「たくさんのファンの方にご来場いただける夏に、大きなイベントをやりたいと思っていました。話し合いの結果、大阪での戦いといえば、やはり『大坂夏の陣』だろうということで、このタイトルになりました。歴史上の『大坂夏の陣』は西軍が負けているのですが……(笑)」
1年目は、球場を夏の戦国をイメージした赤に染めようと、来場者全員に赤いユニホームを配布。そのユニホームが選手に好評だったこともあり、翌2010年から選手が限定ユニホームを着用するようになった。2013年までは赤を基調としていたが、2014年は「水都・大阪、港町・神戸」をイメージした水色を採用。この年からイベント名も『Bs大坂夏の陣』から『Bs夏の陣』に変更され、初めて神戸でも試合が開催された。2015年には色にこだわったデザインが一新され、地球柄のユニフォームが作られた。
「プリントで直接生地に印字する昇華プリントが主流になったので、ユニホームにきれいに柄を付けてみたいと思いました。戦国のイメージで炎の模様など考えたのですが、あまり面白くないなと。それで浮かんだのが、全世界に誇れるチームでありたいという気持ちを込めた地球柄でした。サンプルを何パターンも準備し、最も鮮やかに見え、日本列島が必ず左胸部分に来るボディを採用しました。その翌年は、地球よりさらに上を目指そうと、宇宙柄になりました」
10年目となる今年のデザインはダイヤモンド柄だ。これは後藤さんが「10年目は節目にふさわしい輝くダイヤモンド柄にしたい」と、数年前から温めていたデザインだ。
「常に夏の陣のユニホームデザインを考えていますが、10年目は究極のユニホームを表すダイヤモンド柄にしたいと決めていました。10年続いたということは、ファンの方に浸透しているのかなと、嬉しく思います」
混戦が続くパ・リーグだが、クライマックスシリーズを狙える位置に付けているオリックス。記念すべき10年目の今年はダイヤモンド柄のユニホームで、上位追撃となるだろうか。
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