アマダーは球団記録にあと1本。対照的なチーム状態の鷹と犬鷲

パ・リーグ インサイト

2018.7.29(日) 09:32

東北楽天ゴールデンイーグルス・アマダ―選手(C)PLM
東北楽天ゴールデンイーグルス・アマダ―選手(C)PLM

7月29日、福岡ソフトバンクと東北楽天のカード最終戦がヤフオクドームで行われる。

28日の2戦目は、投打で福岡ソフトバンクを圧倒した東北楽天が快勝。後半戦の勝敗を9勝1敗とした。まだゲーム差はあるとはいえ、そろそろうかうかしていられない福岡ソフトバンクが立て直すか、東北楽天が快進撃を続けるのか。この試合の見どころを見ていきたい。

【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→8勝8敗、東北楽天→8勝8敗

【福岡ソフトバンク】武田投手 14試合、2勝7敗 78回、60奪三振、48失点 防御率4.96
【東北楽天】辛島投手 14試合、3勝7敗 72.1回、61奪三振、32失点 防御率3.73

福岡ソフトバンクの予告先発は武田投手だ。今季調子の波が激しく、前回登板で2回7失点を喫したことから無期限二軍調整を言い渡されていたが、中田投手が体調不良で登板回避し、最短10日で復帰することに。

苦しい台所事情が露呈されたが、モチベーションを上げ直して自らの仕事を果たせるか。打線は、難しい登板となるだろう25歳右腕を援護したい。

対する東北楽天の先発は辛島投手だ。対福岡ソフトバンク防御率は4.82と苦手にしており、ここ最近は開幕直後ほどの安定感を見せられていない。しかし苦しむチームの中で孤軍奮闘してきた分、今度は好調のチームが左腕を後押しする番。5月25日以来の白星を目指す。

辛島投手を援護する東北楽天打線では、28日の試合で2年連続20号に到達するソロを放ったアマダー選手に注目だ。今月だけで11本塁打と打ちまくっている「夏男」だが、あと1本で球団の月間最多本塁打記録に並ぶことに。

チームの連勝、辛島投手の2カ月ぶり白星、球団新記録。全て揃えば言うことはない。絶好調の犬鷲軍団がまだまだパ・リーグをかき回す。

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