右打ちの内野手として“ポスト松田”の期待
7月22日に曽根海成内野手とのトレードで福岡ソフトバンクに入団した元広島カープの美間優槻内野手が25日、ヤフオクドームで入団会見を行った。背番号は「69」に決定した。
美間は徳島県出身の24歳で、鳴門渦潮高から広島に入団した右打ちの内野手。2018年シーズンは1軍で30試合に出場し、36打数5安打で打率.139だが、強打の三塁手として将来が期待されていた。
会見では三笠杉彦統括本部長が「右打ちの内野手の層を厚くしたかった。早くホークスの水に慣れて内野の一角を担ってほしい」とトレードの経緯を説明。その横で緊張した表情を見せていた美間は「持ち味は長打力。バッティングを見てもらいたい」と挨拶した。
広島の入団時の検査で「噛む力が一般成人の2倍ある言われた」という。それが長打力に関係しているのは間違いないようだが、「足が速くないんで、遠くに飛ばす力をみてほしい。ホークスにはお手本になる選手がたくさんいるので、吸収しながら追いついていきたい」と抱負を語った。同時に、ハードな練習で知られる広島でもまれてきただけに「体力面、きつい練習に耐える自信はある」と胸を張る。
福岡ソフトバンクには本多雄一や明石健志をはじめ、高田知季、牧原大成、川瀬晃とタイプが似た左打ちの内野手が多く、昨年オフにトレード入団した西田哲朗とともに強打の右打ち内野手として、ポスト松田の座を争っていくことになりそうだ。
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