打線は初回に3点を先制し杉浦を援護
北海道日本ハムの杉浦稔大投手が21日、本拠地での福岡ソフトバンク戦に先発し5回無安打無失点の快投で、移籍後初勝利をマークした。東京ヤクルト時代の2016年以来、自身2年ぶりの白星となった。チームは3-2で勝利した。
初昇格初先発の右腕が圧巻の投球を見せた。初回から3者凡退の好スタートを切ると、強力福岡ソフトバンク打線を4回まで一人の走者も許さないパーフェクトピッチング。5回の先頭デスパイネに死球を与えたが、内川、松田、牧原を凡打に仕留め無安打無得点の快投で降板となった。
打線は初回に松本のタイムリー、中田の2ランで3点を先制。2点リードの9回は石川が無死一、二塁のピンチを背負ったが1失点に抑え、杉浦は待望の移籍後初勝利を飾った
杉浦は昨年7月に東京ヤクルトから移籍。東京ヤクルト時代は右肩痛に苦しんだが今季は2軍で8試合に登板し、0勝1敗、20投球回、与四球6、31奪三振、6失点(自責点5)、防御率2.25という成績を残し1軍昇格をつかみ取った。
降板後、杉浦は球団を通じて「昨日の夜は少し変な緊張感はありましたが、当日の今日は意外と平常心へマウンドに立つことができました。とにかく1球、1球、1人、1人へ向かっていくことだけを心がけていました。リハビリでやってきたことを信じて、それができれば結果は考えずに、と思って投げました」とコメントした。
記事提供: