昨年7月に東京ヤクルトから移籍し、この日が初昇格初登板
北海道日本ハムの杉浦稔大投手が21日、本拠地での福岡ソフトバンク戦に先発し5回無安打無失点の快投で、勝利投手の権利を持って降板した。
昨年7月に東京ヤクルトから移籍してきた右腕はこの日、移籍後初の昇格を果たし先発のマウンドに立った。初回から3者凡退の好スタートを切ると、強力福岡ソフトバンク打線を4回まで一人の走者も許さないパーフェクトピッチングを披露。
5回の先頭デスパイネに死球を与えたが、内川、松田、牧原を凡打に仕留めノーヒットを継続させた。打線は初回に松本のタイムリー、中田の2ランで3点を先制。このまま福岡ソフトバンクが勝利すれば杉浦が待望の移籍後初勝利を手にする。
降板後、杉浦は球団を通じて「昨日の夜は少し変な緊張感はありましたが、当日の今日は意外と平常心へマウンドに立つことができました。とにかく1球、1球、1人、1人へ向かっていくことだけを心がけていました。リハビリでやってきたことを信じて、それができれば結果は考えずに、と思って投げました。
石川亮もしっかりと引っ張ってくれて、感謝しています。札幌ドームは、確かヤクルト時代のオープン戦で投げたことがあるんですが、今日は3ボールになったら拍手、声援をもらえたりして、その時とはやっぱり違いました。故郷の温かい応援が力になりました」とコメントした。
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