7月20日に、メットライフドームで行われる埼玉西武と東北楽天のカード初戦。首位の埼玉西武は福岡ソフトバンクに連敗したが、何とか3タテを阻止している。対する東北楽天は、千葉ロッテを相手に同一カード3連勝を決め、前半戦とは違った姿を見せた。首位と最下位の対戦ながら、興味深い展開となりそうな20日の試合の見どころを紹介していきたい。
【今季対戦成績】
埼玉西武→11勝3敗、東北楽天→3勝11敗
【埼玉西武】菊池投手 12試合、8勝1敗 84回、82奪三振、27失点 防御率2.89
【東北楽天】塩見投手 5試合、1勝1敗 29回、27奪三振、13失点 防御率3.72
埼玉西武の先発はエースの菊池投手だ。今季の東北楽天戦では5試合中3試合で5失点以上を喫するなど苦しんでいるが、前回登板となった7月8日の試合では東北楽天を相手に9回1失点の好投を見せている。球宴明け初登板でも前回と同じく快投を見せ、犬鷲打線に対する苦手意を払しょくしておきたいところ。
対する東北楽天の先発は塩見投手。前回登板となった7月8日の試合では埼玉西武の強力打線を8回1失点に抑え込んでおり、今季は埼玉西武を相手に3試合に登板して防御率2.25と相性の良さを見せている。この試合でもこれまで同様に獅子軍団を封じ込め、チームに4連勝をもたらすことができるだろうか。
埼玉西武の3番・浅村選手は、18日の試合で本塁打を含む3安打5打点の大暴れを見せ、打率を再び3割へ乗せた。この試合の一発で早くも昨年の19本塁打に並んだだけでなく、2013年に記録した27本塁打という自己ベストを更新できる可能性も十二分に残している。強打者の証である「3割・30本・100打点」の達成に向け、20日の試合でもポイントゲッターとしての役割を全うしていきたいところだ。
東北楽天のアマダー選手は、18日の試合で2本のアーチを描き、チームの3連勝に大きく貢献した。今季はケガの影響で52試合の出場にとどまりながらも、15本の本塁打を放っており、昨季記録した23本塁打を上回りそうな気配も漂わせている。怪力を誇るメキシカンはリーグを代表する左腕からも豪快な一打を放ち、チームをさらなる上昇気流へと乗せていけるか。
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