7月20日にZOZOマリンスタジアムで行われる千葉ロッテとオリックスのカード初戦。球宴明け最初のカードで東北楽天に3連敗を喫した千葉ロッテと、2位の北海道日本ハムを相手にカード勝ち越しを決めたオリックス。上位進出を狙うためにも勢いに乗っていきたい両者が激突する、20日の試合の見どころを挙げていきたい。
【今季対戦成績】
千葉ロッテ→5勝8敗1分、オリックス→8勝5敗1分
【千葉ロッテ】酒居投手 9試合、2勝3敗 50回、25奪三振、33失点 防御率5.94
【オリックス】アルバース投手 14試合、9勝1敗 86回、61奪三振、24失点 防御率2.41
千葉ロッテの先発は酒居投手。前回登板の北海道日本ハム戦では6回途中5失点と試合を作ることができず、先発ローテーション生き残りに向けて崖っぷちの状況。6月中旬の一軍復帰後は1失点と5失点の投球を繰り返しており、この法則に従えば今回は好投する番だ。自身にとっても正念場となる一戦で、首脳陣の信頼を取り戻すような投球を披露できるだろうか。
対するオリックスの先発はアルバース投手だ。日本球界初挑戦ながら、前半戦だけで9勝を挙げて球宴選出も果たすなど、チームの先発ローテーションを支える存在。2桁勝利に王手をかけてから2試合足踏みが続いているが、その間も12イニングスを投げて計2失点の安定感を誇る。節目の10勝目を「3度目の正直」でつかみ取りたいところだ。
18日の試合では千葉ロッテの福浦選手が9回に代打で安打を放ち、2000本安打まで残り16本とした。シーズン序盤の代打成功率は高いとは言えなかったが、直近4度の代打では3安打1四球と全打席で出塁を果たしており、復調の気配を感じさせる。この試合でも、与えられた出番で福浦選手らしい巧みなバッティングを見せてほしい。
オリックスでは後藤選手が18日の試合でマルチ安打を放ち、2回にはすかさず盗塁を決めて山崎選手の先制打につなげた。登録名を本名に変えて臨んだ今季は、思うように出場機会を増やせない時期が続いたが、18日の活躍によって打率を.320まで上げており、徐々に風向きは変わりつつある。20日の試合でも攻守に躍動し、首脳陣に好調ぶりをアピールしたい。
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