【試合戦評】楽天が17安打の猛攻で交流戦前最後の試合を勝利締め。首位をキープし、いざ交流戦へ

パ・リーグ インサイト

2017.5.28(日) 00:00

昨日の試合では、ペゲーロ選手の特大満塁弾を含む1イニング一挙6得点で快勝した楽天。昨日の勢いそのままに、連勝で今カード勝ち越しを決めたいところ。今日の先発はここまで安定した投球を見せている岸投手。新しい本拠地での大声援を背に古巣相手に圧倒的な投球見せたい。

対する埼玉西武は昨日の試合で連勝が5でストップ。今カード勝ち越しを決めるべく、今日の先発マウンドには今季初登板の誠投手が上がる。プロ初勝利をかけて自身の課題でもある立ち上がりに注意しながら投球を組み立てていきたい。

試合は初回からいきなり動く。昨日のゲームで満塁弾を放ったペゲーロ選手が今日も1回裏に左翼席に飛び込む先制弾。今季初登板でデータが少ない埼玉西武・誠投手の直球を完璧に捉え、楽天が先制に成功する。

続く2回裏には先頭の銀次選手が右前打で出塁すると島内選手が四球を選び、続く岡島選手の犠打で1死2,3塁に。この好機で8番・藤田選手が中犠飛を放ち1点を追加。なおも続く好機で9番・嶋選手の右前適時打で1点を加え、1番・茂木選手が右翼席中段まで運ぶ10号2ラン。楽天の生え抜き日本人選手で初となるシーズン2桁本塁打を放ち、一挙4得点を挙げる。

3回裏、埼玉西武は満塁の場面で誠投手から小石投手にスイッチ。しかしその後も楽天・島内選手、岡島選手、嶋選手、茂木選手に適時打が生まれて5得点。10対0と楽天がさらに突き放しにかかる。

楽天の大量リードで迎えた4回表。ここまで楽天・岸投手に完璧に抑え込まれている埼玉西武が、先頭・秋山選手の右中間席への一発で1点を返す。さらに5回表には2死から外崎選手が四球を選んで出塁し、盗塁を決めて2死2塁に。続く炭谷選手が中前に適時打を放ち、1点を返して2対10と点差を縮める。

しかし楽天打線も攻撃の手を緩めず、5回裏に2点を追加し、8回裏にアマダー選手が5号ソロを放って勝負あり。13対2で楽天が埼玉西武を下した。


今季最多の観客動員数で満員御礼となった本拠地で、17安打の猛攻を見せて圧勝した首位・楽天。明後日からはセ・パ交流戦が始まり、本拠地で巨人との3連戦を迎える。交流戦でも公式戦の勢いそのままに投打で相手チームを圧倒し、下位チームを突き放していきたい。

一方、埼玉西武も明後日から本拠地で広島との3連戦を迎える。先発ローテーションの一角を担うウルフ投手を故障で欠く苦しい状況だが、新たな若手投手陣の活躍と強力打線の復活で連勝を重ねて上位との差を縮めていきたい。

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