北海道日本ハムで“大化け”予感の28歳。二軍で防御率0点台…… 宝刀が示した進化数値「7.0」

Full-Count

2024.1.30(火) 17:16

北海道日本ハム・生田目翼※写真提供:Full-Count(写真:小林靖)
北海道日本ハム・生田目翼※写真提供:Full-Count(写真:小林靖)

北海道日本ハム・生田目は2軍で防御率0.94と安定した投球を披露、キャンプ1軍スタート

 2年連続最下位に終わった北海道日本ハムは今オフ、オリックスからFA宣言した山崎福也投手の獲得に成功するなど超大型補強を行った。就任3年目を迎える新庄剛志監督のもとで巻き返しを図るが、やはり生え抜き選手の奮闘は欠かせないところ。大いに覚醒が期待されるのが、6年目右腕・生田目翼投手だ。

 昨季は5試合登板で0勝1敗、防御率2.16。7月28日に二軍再調整となり、そのままシーズンを終えた。しかし、二軍では13試合登板(6先発)で1勝0敗、防御率0.94。28回2/3で27奪三振と投球内容も良かった。

 勝負球もある。昨季二軍で28.6%と最も投球割合の高かったカットボールは平均141.6キロをマーク。カットボールによる失点増減の合計を示す「wCT」は22年シーズンの「-0.6」から昨季は「7.0」と劇的に良くなっている。

 春季キャンプは一軍の名護スタートとなった。2018年ドラフト3位で北海道日本ハム入りした28歳のブレークを期待したいところだ。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。

記事提供:Full-Count

記事提供:

Full-Count

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE