後半戦開幕となるオリックスと北海道日本ハムの3連戦初戦は初回にアルシア選手の第9号3ランで先制し、先発・有原投手も直球を主体とした力強い投球で9回1失点(自責0)と好投。投打がかみ合った北海道日本ハムが初戦をモノにした。続く第2戦、その注目ポイントを見ていきたい。
【今季対戦成績】
オリックス→5勝7敗、北海道日本ハム→7勝5敗
【オリックス】ディクソン投手 11試合、1勝5敗 54回、45奪三振、30失点 防御率4.83
【北海道日本ハム】マルティネス投手 14試合、7勝5敗 99回1/3、52奪三振、34失点 防御率2.72
オリックスの先発は7月1日、北海道日本ハム戦以来の先発登板となるディクソン投手。その登板では6回を投げ、被安打4、与四球2、失点1にまとめる投球を披露。味方打線も4回までに6点を奪うなど強力な援護もあり念願の今季初勝利を挙げた。前半戦は好不調の波が激しく、好投を見せてもなかなか勝ち星に恵まれなかったディクソン投手だが、後半戦では混沌とした上位争いの中で、先発ローテの一角としてしっかりと働きたい。
一方、北海道日本ハムの先発はマルティネス投手だ。現在上沢投手に次いでチーム2位となる7勝をマークするなど、先発ローテの柱としてここまでのチームの躍進を支えてきた。しかし、自身は交流戦期間に3連勝して以降3試合勝ち星に恵まれていない。ただ、前回登板となった7月6日の千葉ロッテ戦でも8回を投げ、被安打2、無四球、1失点(自責0)とHQS(ハイ・クオリティー・スタート)を記録する好投を見せていた。前半戦で見せた投球を続ければ自ずと結果は付いてくるはず。後半戦開幕となるこの試合でも持ち味を発揮してほしい。
打線ではオリックス・マレーロ選手を注目選手に挙げたい。ここ3試合は安打がなく、16日の試合でも無安打に終わったマレーロ選手。今季の対北海道日本ハム戦では40打数12安打、打率.300と、上々の成績を残している。ここ数試合は快音が響いていないマレーロ選手だが、得意の北海道日本ハム戦で調子を取り戻したい。
北海道日本ハムは、前の試合で3ランを放ったアルシア選手に注目したい。16日の試合で欠場となった中田選手が出場するか不透明な中、アルシア選手には左の大砲として打線をけん引する活躍が求められる。16日の試合に引き続きチームを勝利へと導く打撃に期待したい。
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