7月16日、ヤフオクドームで行われる福岡ソフトバンクと埼玉西武のカード初戦は、オールスターブレイクを挟んで迎える後半戦の開幕戦。首位固めを狙う埼玉西武、上位追走へ負けられない福岡ソフトバンク。流れをつかむために重要な一戦の見どころを挙げていこう。
【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→4勝5敗、埼玉西武→5勝4敗
【福岡ソフトバンク】千賀投手 10試合、6勝3敗 59回、74奪三振、21失点 防御率3.20
【埼玉西武】多和田投手 14試合、9勝3敗 90.2回、60奪三振、40失点 防御率3.77
埼玉西武は多和田投手が先発する。前回登板の東北楽天戦では8回途中2失点の好投で9勝目を挙げた。今季は開幕からローテーションを守っているが、意外にも福岡ソフトバンク戦は初登板。ルーキーイヤーから通算7試合に登板してわずか1勝と苦手としている相手に、どのような投球を見せてくれるか注目だ。
直前のオールスターでも猛打を振るった埼玉西武打線。中でも第2戦でMVPを獲得した源田選手には注目が集まる。前半戦最終戦となった11日の試合でも5打数5安打と絶好調で、新人開幕戦からの連続フルイニング出場記録も更新するなど、球史に名を刻み続ける源田選手。後半戦も、開幕から「たまらん」活躍を見せてもらいたい。
対する福岡ソフトバンクは、千賀投手が7月3日以来の先発マウンド。前回登板の東北楽天戦では7回途中2失点で6勝目を手にしたが、ここ4試合で12四球と制球を乱しているだけに、修正して長いイニングを投げたいところだ。シーズンの開幕に続いて重要な役割を任される右腕は、苦しむチームに勢いをもたらすことができるか。
復帰登板となる千賀投手を援護したい打線では、上林選手に注目だ。埼玉西武戦では9試合に出場して打率.343と好相性で、本拠地・ヤフオクドームでも3割超の打率を残している。7月は打率.217と調子を落としているが、16日からの3連戦でその打棒が真価を発揮するか。
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