7月16日に、京セラドーム大阪で行われるオリックスと北海道日本ハムの後半戦初戦。首位に6.5ゲーム差を空けられ、これ以上突き放される前に追い上げを見せたいオリックスと、2.5ゲーム差を詰めて首位の座を奪いたい北海道日本ハム。それぞれに負けられない一戦の見どころを挙げていこう。
【今季対戦成績】
オリックス→5勝6敗、北海道日本ハム→6勝5敗
【オリックス】西投手 14試合、5勝7敗 93.1回、71奪三振、33失点 防御率3.18
【北海道日本ハム】有原投手 12試合、5勝2敗 53.1回、53奪三振、34失点 防御率5.74
予告先発はオリックスが西投手、北海道日本ハムが有原投手だ。西投手は前回登板で、2本塁打を浴びて6回途中6失点と大崩れしたが、有原投手は7回1失点で久しぶりの快勝。対照的な形で前半戦を終えた両右腕は、後半戦の開幕戦でチームをどのような流れに導くだろう。
この試合の注目選手としては、オリックスから吉田正選手、北海道日本ハムから西川選手を挙げたい。吉田正選手は13日のオールスターゲーム初戦で、全パ唯一のフルイニング出場。ホームランダービーでもその唯一無二のフルスイングで魅せ、第2戦と合わせて3安打1打点と、自身初の大舞台で存在感を見せ付けた。「ケガさえなければ」と言われ続けたその才能を、後半戦開幕から存分に披露してほしい。
西川選手は、ここまで77試合7本塁打25盗塁(リーグ1位タイ)、出塁率.374(リーグ8位)と1番打者としては優秀な成績だが、打率.255はまだまだ物足りないと言わざるを得ない。ただ、前半戦最後の福岡ソフトバンク2連戦では2番に座り、8安打7打点の大暴れを見せた。チームは首位・埼玉西武に比べて投手陣が充実しているが、下位チームに突き上げられてますます優勝争いが激化するだろう後半戦は、打線の奮起が不可欠。2年前にも栄光を手繰り寄せたその打棒にかかる期待は大きい。
記事提供: