右股関節の手術を受け、米国でリハビリの真っ最中
ソフトバンクのデニス・サファテ投手が13日(日本時間14日)、リハビリ中のアメリカから西日本豪雨の被災地にメッセージを送った。右股関節の手術を受け、米国でリハビリ中のサファテは自身のツイッターを更新。動画で被災者にメッセージを送るとともに、被災地への支援を呼び掛けた。
第2の故郷、日本で起きた災害に、心優しき右腕が心を痛めている。日本の被災地のことが頭から離れないサファテは、治療に向かう道すがら運転中の車を側道に停めてメッセージを録画。「オハヨウゴザイマス」と日本語で切り出すと、「治療に向かうため運転していたのですが、思うところがあり車を停める。みなさんに伝えたいと思います」と被災地への支援を呼び掛けた。
「日本で過ごした8年間、多くの悲劇を見てきましたし、壊滅的な出来事もありました。日本の人々はこれを乗り越えられと確信しています。愛する人や家、持ち物を失ったヒロシマやフクオカの方々。私たちは皆さんのことを祈っています。想っています。力を合わせ、彼らに喜びを届けましょう。時間であれ、再建の手伝いであれ、募金であれ、私たちにできる手助けをしましょう。彼らはできる限りのことをしており、サポートが必要です」
表情を曇らせながらも、力強いメッセージを送る右腕は「被災地の皆さん、愛しています。次々と悲劇が続いているように思えますが、亡くなった方や残されたご家族のことを考えると本当にいたたまれません」と、ソフトバンクが本拠地を置く福岡をはじめ、被災した各地への思いを募らせた。そして、「復興までどれほどの時間がかかるか分かりません。手を取り合い、お互いに愛し、気にかけましょう。乗り越えられるよう、祈っています」とメッセージを締めくくった。
今季中の復帰を目指して、アメリカで懸命なリハビリを続けるサファテの心には、常に日本への思いが宿っている。
記事提供: