オールスター前最後の一戦。復活の主砲と月間MVP男、打線が完成するのはどちらのチームか

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2018.7.11(水) 09:31

埼玉西武ライオンズ・中村剛也選手(C)PLM
埼玉西武ライオンズ・中村剛也選手(C)PLM

7月11日、メットライフドームで行われている埼玉西武と千葉ロッテのカード最終戦。10日の試合では、千葉ロッテが一時は同点に追い付かれながらも勝ち越しに成功し、カード成績を五分に戻した。オールスター前最後の一戦であるだけに、両チームともにカード勝ち越しで終えたいという気持ちも強いはず。それでは、両チームの注目選手を挙げていこう。

【今季対戦成績】
埼玉西武→8勝6敗、千葉ロッテ→6勝8敗 

【埼玉西武】榎田投手 11試合、6勝2敗 60.1回、49奪三振、23失点 防御率2.98
【千葉ロッテ】有吉投手 20試合、3勝1敗 54回、30奪三振、18失点 防御率2.83

埼玉西武の先発は榎田投手だ。7月1日の前回登板では6回2失点と試合を作りながらも、白星とはならなかった。10日ぶりの登板となるだけに、調整具合も気になるところ。また、今季は千葉ロッテを相手に3戦全勝、防御率も1.96と安定している。得意な相手に対して持ち味であるテンポの良さを発揮し、7勝目といきたいところだ。

対する千葉ロッテの先発は有吉投手だ。7月4日の前回登板では、5回1失点ながらも白星とはならず。6月は3勝、防御率1.33と抜群の安定感を見せただけに、11日の登板で7月初勝利といきたい。また、救援陣の登板数が軒並み増えつつあるだけに、長いイニングを投げて先発の役割を果たしたい。

埼玉西武打線では中村選手に注目だ。10日の試合では、完璧な5号ソロを放ってその後の同点劇を呼び込んだ。一時はどん底を味わったが、2試合連続でマルチ安打を放つなど、7月に入ってからは順調に調子を上げ、量産体制に入りそうな気配。「おかわりくん」の完全復活で「獅子おどし打線」の最後のピースがはまるか。

対する千葉ロッテ打線では角中選手に注目だ。10日の試合では、先制の適時打を放ち、月間MVP獲得を自ら祝ってみせた。3番・中村選手と4番・井上選手も調子を上げているだけに、角中選手との強力なクリーンアップを揺るぎないものにできるか。相手は左の榎田投手だが、左打者の角中選手の対応力にも注目だ。

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