昨日のようにはさせない。鮮やかな勝ち越し劇で、千葉ロッテがカード成績を五分に

パ・リーグ インサイト

2018.7.10(火) 21:14

千葉ロッテマリーンズ・菅野剛士選手(C)PLM
千葉ロッテマリーンズ・菅野剛士選手(C)PLM

7月10日、メットライフドームで行われた埼玉西武と千葉ロッテのカード第2戦は、終盤で再び流れを引き戻した千葉ロッテが、7対5で埼玉西武とのシーソーゲームを制した。

試合が動いたのは2回表だった。十亀投手に対して、角中選手の四球と福浦選手の安打で無死1,3塁の好機とすると、7番・鈴木選手の内野ゴロの間に千葉ロッテが1点を先制した。

続く3回表にも千葉ロッテが攻勢に出る。1死満塁から井上選手が犠飛を放ってまずは1点を加え、続く角中選手が適時打を放ってさらに2点を追加する。この回一挙3得点で4点のリードを握った千葉ロッテが、昨日同様にまずは序盤の主導権を握った。

しかし、埼玉西武もすぐさま反撃。3回裏、8番・中村選手が石川投手の直球を完璧に捉えると、綺麗な放物線を描いた打球は左中間に飛び込む5号ソロに。主砲の一発で、埼玉西武が3点差に迫った。

さらに6回裏、まずは源田選手が左翼席に飛び込む1号ソロを放って2点差に迫ると、浅村選手も安打で続き、1死1塁としたところで、山川選手がバックスクリーン横に飛び込む完璧な23号2ラン。6回までに合計3本の本塁打が飛び出した埼玉西武が、昨日に続いて中盤で同点に追い付いた。

流れが埼玉西武に傾いたかに見えたが、今日の千葉ロッテは違った。8回表に平沢選手の四球を皮切りに無死満塁と好機を拡大。敵失でまずは1点を勝ち越すと、代打・菅野選手の適時打で1点、2死から8番・田村選手の適時打でさらに1点を加え、7対4の3点リードとした。

このまま勝ち切りたい千葉ロッテは、勝利の方程式を投入。8回裏は益田投手が登板し、浅村選手に17号ソロを浴びて2点差に迫られたものの、後続を断ってリードを守る。9回裏は守護神・内投手が2者連続三振の圧巻の投球で締めて試合終了。千葉ロッテが7対5で埼玉西武に勝利した。

勝利した千葉ロッテは、同点に追い付かれたものの、今日は打線が意地を見せ、いい形でカード成績を五分に戻した。敗れた埼玉西武は、打線が4本塁打を放ったものの、投手陣が踏ん張り切れなかった。

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