10月26日に「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンＤ」が行われた。ENEOSの度会隆輝外野手は千葉ロッテ、横浜DeNA、中日から重複指名を受け、横浜DeNAが交渉権を獲得。

　中央大の西館勇陽投手は北海道日本ハムと巨人から重複指名を受け、巨人が交渉権を得た。青山学院大の常廣羽也斗投手は、東北楽天と広島の2球団が競合し、広島が交渉権を獲得。

　國學院大の武内夏暉投手は、埼玉西武、福岡ソフトバンク、東京ヤクルトから重複指名を受け、埼玉西武が交渉権を獲得した。

　外れ1位では、亜細亜大の草加勝投手に千葉ロッテと中日の2球団、大阪桐蔭高の前田悠伍投手に北海道日本ハム、東北楽天、福岡ソフトバンクの3球団が入札。草加投手は中日、前田投手は福岡ソフトバンクが交渉権を獲得した。

　最後は東洋大の細野晴希投手に北海道日本ハムと千葉ロッテが入札。北海道日本ハムが交渉権を得た。

　パ・リーグ6球団の1位指名選手は以下の通り。

北海道日本ハム：細野晴希（ほその・はるき）投手
所属：東洋大
投打：左投左打
身長・体重：180cm・86kg

◇スカウトコメント
「今夏の高校日本代表対大学日本代表戦で、アマチュア球界の左腕として最速の158km/hをマーク。ゆったりとしたフォームから150キロ前後の速球を立て続けに投げ込める。今春リーグ戦では気迫十分の好投を続け、チームを1部復帰に導くなどエースとしての資質も持つ。制球力にさらに磨きがかかれば、突出した存在になりうる世代屈指の剛腕」

東北楽天：古謝樹（こじゃ・たつき）投手
所属：桐蔭横浜大
投打：左投左打
身長・体重：182cm・75kg

◇スカウトコメント
「ゆったりとした間のある独特なフォームから、伸びのあるストレートとキレのあるスライダー、抜けの良いチェンジアップを投げる能力の高い左腕」

埼玉西武：武内夏暉（たけうち・なつき）投手
所属：國學院大
投打：左投左打
身長・体重：185cm・90kg

◇スカウトコメント
「コントロールが良く、完成度の高い、器用でクレバーな投手です」

千葉ロッテ：上田希由翔（うえだ・きゅうと）内野手
所属：明治大
投打：右投左打
身長・体重：183cm・96kg

◇スカウトコメント
「コンタクト率の高い、中距離ヒッターで率も残せて、2ベースも非常に多い打者です。チームの核になる内野手として活躍をしてほしいです」

オリックス：横山聖哉（よこやま・せいや）内野手
所属：上田西高
投打：右投左打
身長・体重：181cm・85kg

◇スカウトコメント
「走・攻・守3拍子揃った高校生No.1遊撃手。軽快なフットワークと投手としても最速149キロを誇る強肩を生かした守備は一級品。身体能力も高く、将来性抜群の逸材」

福岡ソフトバンク：前田悠伍（まえだ・ゆうご）投手
所属：大阪桐蔭高
投打：左投左打
身長・体重：180cm・80kg

◇スカウトコメント
「世代No.1の呼び声高いMAX 148キロ左腕。中学1年時に12歳以下世界少年野球日本代表として世界一や、高校1年秋からベンチ入りなど経験値は高い。キレのあるストレート、スライダーに加えチェンジアップの抜けは魅力で、対打者への駆け引きもできることを考慮すると、的を絞らせない投球で勝負できる。記憶に新しいU18世界一と、将来プロの世界でも日の丸を背負いチームの世界一に貢献できる投手」

関連リンク

・パ6球団の2022年指名選手の振り返り記事一覧
・2023年ルーキーの活躍【北海道日本ハム編】
・2023年ルーキーの活躍【東北楽天編】
・2023年ルーキーの活躍【埼玉西武編】
・2023年ルーキーの活躍【千葉ロッテ編】
・2023年ルーキーの活躍【オリックス編】
・2023年ルーキーの活躍【福岡ソフトバンク編】