10月26日(木)に都内で「2023年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が開催される。2019年以来4年ぶりに会場に観覧客が来場し、さらなる盛り上がりを見せそうだ。
ところで、昨年ドラフト会議で指名された選手たちは、プロ1年目となった今シーズンどのような結果を残したか。ドラフト1位・菊地吏玖投手ら、千葉ロッテのルーキーの活躍を振り返る。
俊足ドラ2が走攻守で輝く 菊地吏玖は初登板・初白星ならず
菊地吏玖投手は4月下旬に左内腹斜筋損傷を負ったこともあり、一軍登板はわずか1試合だった。プロ初登板・初先発は8月11日、本拠地で行われた埼玉西武戦。1回表に2死から先制本塁打を許すと、その後も毎回走者を背負う展開に。4回7安打3四球4失点(自責点1)でプロ初黒星を喫した。一方、ファームでは14試合、4勝5敗、防御率4.22。7月にはフレッシュオールスターゲームに出場し、2奪三振含む1回無失点だった。
ドラフト2位・友杉篤輝選手は持ち味のスピード感が光った。4月2日に東浜巨投手からゴロを打つと、俊足を飛ばしてプロ初安打をもぎ取る。チームで3番目に多い9盗塁を記録し、脚力を生かした走塁でチャンスメイク。守備は藤岡裕大選手とショートで併用され、広い守備範囲とすばやい身のこなしで好守を披露した。10月に抹消されるまで開幕から一軍で出場を続け、64試合で打率.254の成績で1年目を終えた。来シーズンはポストシーズンまで一軍で駆け抜けたい。
育成選手では高卒内野手の勝又琉偉選手が、イースタン・リーグ最多109試合に出場。支配下登録へアピールを続けたいところ。
文・菊地綾子
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