10月26日(木)に都内で「2023年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が開催される。2019年以来4年ぶりに会場に観客が来場し、さらなる盛り上がりを見せそうだ。
ところで、昨年ドラフト会議で指名された選手たちは、プロ1年目となった今シーズンどのような結果を残したか。投打で奮闘した矢澤宏太選手ら、北海道日本ハムのルーキーの活躍を振り返る。
矢澤宏太が投打二刀流で奮闘、ドラ2右腕は安定感抜群の投球で2勝
北海道日本ハムは育成含めて10選手が入団し、特に大卒新人が片鱗を示した。まずは投打「二刀流」でのプレーに挑んだドラフト1位・矢澤選手。キャンプ、オープン戦でのアピールが実り、開幕2戦目に「1番・右翼」でプロ初スタメンに抜擢されると、センター前安打でプロ初安打を記録。4月9日オリックス戦では山岡泰輔投手から初打点となる適時打、そして4月30日にはエスコンフィールドでプロ初本塁打を放った。
攻守にわたる活躍で野手として着実に結果を残すと、投手としては5月21日オリックス戦でプロ初登板。中継ぎでマウンドに上がり、2奪三振含む3者凡退でデビュー登板を飾った。6月2日巨人戦ではレフトの守備から、中継ぎ登板もこなしている。
ドラフト2位・金村尚真投手は開幕3戦目の4月2日東北楽天戦でプロ初登板初先発。プロ2戦目の登板となった4月9日、オリックス打線に対し7回途中2失点で初勝利を挙げた。その後、ケガでの離脱を経て9月に一軍復帰。6.2回3安打2四球3奪三振無失点で2勝目をマーク。制球力が光る投球で来季の躍進を予感させた。
矢澤選手、金村投手と同じく大卒ルーキーのドラフト5位・奈良間大己選手。ファームで打率.333と好成績を残すと、シーズン後半戦から一軍に定着。65試合で打率.243、2本塁打、15打点という成績だった。
そしてニューヨーク・メッツから移籍し、「逆輸入ルーキー」として注目を集めたドラフト3位・加藤豪将選手。5月25日のNPB初出場から、10試合連続安打を記録する鮮烈なデビューを飾った。
文・菊地綾子
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