千葉ロッテが白熱のシーソーゲーム制す 代打・山口航輝が決勝の犠飛

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2023.10.19(木) 21:26

千葉ロッテマリーンズ・山口航輝選手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・山口航輝選手(C)パーソル パ・リーグTV

 10月19日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと千葉ロッテの「2023 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第2回戦は、6対5で千葉ロッテが勝利し、対戦成績をアドバンテージ含む1勝2敗とした。

 千葉ロッテは初回、1死2、3塁でポランコ選手の二ゴロの間に先制。しかし、先発のメルセデス投手は直後の1回裏にセデーニョ選手、杉本裕太郎選手の連続適時打、ゴンザレス選手の犠飛で3点を失い逆転される。2回以降は立ち直り、5回7安打1四球4奪三振3失点でマウンドを降りた。

 2点を追う打線は6回表、2死1、2塁から岡大海選手と安田尚憲選手の連続適時打で3点を奪い逆転。6回裏は西村天裕投手がリードを守る。ところが7回裏、3番手の澤田圭佑投手がセデーニョ選手に痛恨の逆転2ランを浴びてしまう。

 それでも9回表、先頭の角中勝也選手が四球で出塁し、代走・和田康士朗選手が盗塁を決め無死2塁。ここで安田選手が一塁線を破る適時二塁打を放ち、土壇場で同点に追い付く。さらに1死3塁から、代打・山口航輝選手の犠飛で勝ち越した。

 9回裏は益田直也投手が締めて試合終了。安田選手が6回に一時逆転・9回には同点の適時打と勝負強い活躍を見せ、両軍譲らぬシーソーゲームを制した。一方敗れたオリックスは、セデーニョ選手が一時逆転の2ランなど2安打3打点の活躍を見せるも、投手陣が粘り切れず、連勝とはならなかった。

  123456789 計
ロ 100003002 6
オ 300000200 5

ロ メルセデス-西村天裕-澤田圭佑-○東條大樹-S益田直也
オ 田嶋大樹-小木田敦也-宇田川優希-●山岡泰輔

文・武澤潤

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