いよいよ決戦! オリックス対千葉ロッテ、京セラD大阪での対戦を振り返り!

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パーソル パ・リーグ3連覇を果たしたオリックス・バファローズ(C)パーソル パ・リーグTV
パーソル パ・リーグ3連覇を果たしたオリックス・バファローズ(C)パーソル パ・リーグTV

 10月18日(水)18時より、京セラドーム大阪で「2023 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージが開幕。3年連続の日本シリーズ出場を目指すオリックスが、ファーストステージを大接戦の末に制した千葉ロッテをホームに迎える。

 今シーズンの対戦成績はオリックスが15勝8敗2分で千葉ロッテに勝ち越し。京セラD大阪での試合に限ってもオリックスは9勝3敗1分と千葉ロッテと相性がいい。

オリックスと千葉ロッテ 2023シーズン公式戦結果(C)パ・リーグ インサイト
オリックスと千葉ロッテ 2023シーズン公式戦結果(C)パ・リーグ インサイト

 ここからはパーソル CS パ ファイナルステージが行われる京セラドーム大阪での対戦を振り返る。

4月 1カードで2度の延長戦 165km/hも計測!

 4月28日から行われた京セラD大阪での3連戦。初戦は千葉ロッテ・佐々木朗希投手が先制点を与えてしまうも、165km/hを計測するなど7回8奪三振3失点の力投。打線は藤原恭大選手と藤岡裕大選手の適時打で追いつき、延長10回表の山口航輝選手の犠飛が決勝点になった。

 カード2戦目と3戦目はオリックスが連勝。29日は山本由伸投手が6回4安打3四球6奪三振1失点と粘り、中継ぎ陣も1点リードを守りきった。30日の試合はまたも延長戦に突入。11回裏2死から、紅林弘太郎選手が二塁打で出塁すると、最後は若月健矢選手の適時二塁打でチームは今季初サヨナラ勝利を挙げた。

6月 同学年の2人が投手戦を披露

 6月の2試合はオリックスが連勝した。27日は宮城大弥投手が8回3安打無失点、佐々木朗希投手も7回5安打1失点(自責点0)と同学年の2人が投手戦を披露すると、勝負は終盤に急展開。千葉ロッテは9回表、2死から山口航輝選手が平野佳寿投手から同点適時打で追いつくが、その裏に森友哉選手が益田直也投手からサヨナラ本塁打。オリックスが1点差ゲームを制した。

 28日の試合は一転して10対0とオリックスの完勝。山下舜平大投手が6回無失点、頓宮裕真選手と杉本裕太郎選手はともに本塁打含む3安打猛打賞の活躍だった。

7月 セデーニョが満塁弾 佐々木朗希は7回14K

 7月11日、セデーニョ選手の満塁本塁打で先制したオリックスが、中継ぎ陣の無失点リレーで1点差を逃げ切る。12日は千葉ロッテがオリックスに雪辱する。角中勝也選手が逆転2ラン含む2安打3打点と活躍し、佐々木朗希投手も7回14奪三振1失点の快投。

8月 オリックスに優勝マジック点灯

 8月25日は、オリックスが6回裏に西野真弘選手と中川圭太選手の連打で逆転し、小木田敦也投手ら中継ぎ陣が1点差を守った。山下舜平大投手と西野勇士投手の投手戦となった26日は、延長戦に入っても両者譲らず0対0で引き分けたが、オリックスに優勝マジック「24」が点灯。27日は森友哉選手と頓宮裕真選手の連打で試合をひっくり返すと、東晃平投手も6回途中2失点の力投。チームは今季最多の8連勝と優勝へ勢いをつけた。

 一方、千葉ロッテはオリックスに優勝マジック点灯を許してしまうなど、痛恨のカード負け越しとなってしまった。

9月 大逆転で3連覇 オリックスがパーソル パ・リーグ優勝

 9月19日は先制したオリックスが杉本裕太郎選手、セデーニョ選手の適時打でリードを広げ、優勝マジック「2」と戴冠目前に。

 そしてオリックスが勝てばパーソル パ・リーグ優勝の20日。2点ビハインドで試合を折り返したが、7回2死から猛反撃を見せる。杉本裕太郎選手の適時打で1点を返すと、なおも2死1、2塁から4者連続適時打。打者一巡の猛攻で一気に逆転し、3連覇を達成した。

 対する千葉ロッテは序盤から山崎福也投手を攻め立て5回途中で引きずり下ろす。先発・カスティーヨ投手も6回途中無失点と試合を作ったが、中継ぎ陣がオリックス打線に畳みかけられ、悔しい敗戦を喫した。

10月 澤田圭佑が古巣相手にセーブ

 10月4日、千葉ロッテは2点を追う7回表、代打・角中勝也選手と藤岡裕大選手の連続適時二塁打で逆転すると、9回裏に澤田圭佑投手が古巣相手にセーブを挙げる。苦戦した京セラD大阪で最後に一矢報いた。

オリックスがアドバンテージを生かすか 千葉ロッテは因縁の地で意地を

 1点を争う試合が多かった京セラD大阪でのオリックス対千葉ロッテ。1勝のアドバンテージを有するオリックスが、パーソル パ・リーグ公式戦同様に本拠地で強さを発揮できるか。一方、胴上げを許した苦い思い出のある千葉ロッテは、ファーストステージのように最後まで諦めない姿勢を結果につなげたい。

文・菊地綾子

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