7月9日、草薙球場で行われた東京ヤクルト対巨人戦で東京ヤクルト・山田選手がサイクル安打を達成。セ・リーグでは36回目、両リーグ通じては71回目の快挙となった。また、奇しくも42年前の7月9日、同じく背番号1を背負っていた若松勉氏がサイクル安打を達成。ミスタースワローズの後押しを受け、現代のミスタースワローズ候補が躍動した。
初回に安打を放ち、2打席目は四球。3打席目には同点に追い付く2ランを放ち、4打席目は二塁打を放った。そして迎えた9回裏の第5打席。最も難しいとされている三塁打を残しての打席だったため、ほぼノーマーク状態であったが、最後の最後で三塁打を放ち、見事サイクル安打達成となった。
そして、サイクル安打と聞いて記憶に新しいのは、4月21日に達成した福岡ソフトバンク・柳田選手だろう。
第1打席、北海道日本ハム・有原投手から豪快な4号ソロを放った柳田選手。4回表に迎えた2打席目に安打を放つと、3打席目には追加点となる適時二塁打を記録し早くもリーチをかける。6回表の4打席目は惜しくも中前への適時打に終わり、迎えた8回表の第5打席。新垣投手から右中間に打球を放つと、柳田選手は迷わずに二塁を蹴って三塁へ。最後は背中に打球を受けながらも滑り込み、サイクル安打を達成した。
2015年には、65年ぶりにトリプルスリー同時達成を果たした両選手。今季はサイクル安打という新たな勲章を、またも同じ年に獲得することとなった。
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