10月6日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテとオリックスの第24回戦は、12対1で千葉ロッテが勝利した。

　千葉ロッテの先発は、澤村拓一投手。2020年7月25日以来となる先発マウンドへ上がると、初回を1安打無失点に抑えた。打線は直後の1回裏、2死1、2塁から山口航輝選手の適時打で先制に成功する。

　早くも継投策へと移った千葉ロッテは、横山陸人投手を2回表のマウンドへと送り込む。この回を無失点でつなぎ、3回表には中村稔弥投手が登板。この試合で初めて相手打線を3者凡退に片付けると、3回裏には山口選手の2打席連続タイムリーでリードを広げた。

　千葉ロッテは4回裏、5回裏と2イニング連続で2点を追加。6回表には坂本光士郎投手が1死満塁のピンチを招いたが、犠飛による最少失点にとどめた。すると7回裏、1、2塁から3者連続の適時二塁打などで5点を奪取。

　8回裏に茶谷健太選手が内野安打を放ち、チーム全体の安打数は「20」に到達。この回さらに1点を加えて迎えた9回表には、佐々木千隼投手が4月1日以来となる一軍のマウンドへ。1死1、2塁と得点圏に走者を置いたが、紅林弘太郎選手を併殺打に打ち取り試合終了。

　千葉ロッテは、山口選手が4安打3打点、中村奨吾選手が3安打3打点、藤原恭大選手、佐藤都志也選手も3安打2打点を記録するなど、チーム全体で21安打12得点と打線が爆発。8投手によるリレーで「ブルペンデー」を乗り切り、2位・福岡ソフトバンクまで0.5ゲーム差に迫った。

　オリックスは、先発の竹安大知投手が3.1回11安打4失点。打線の反撃も杉本裕太郎選手の犠飛で奪った1点にとどまり、大敗を喫した。

　 １２３４５６７８９ 計
オ ０００００１０００ １
ロ １０１２２０５１Ｘ 12

オ ●竹安大知-漆原大晟-横山楓-黒木優太-村西良太
ロ 澤村拓一-横山陸人-○中村稔弥-中森俊介-坂本光士郎-西村天裕-東妻勇輔-佐々木千隼

文・吉村穂乃香

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