9月29日、タマホームスタジアム筑後で行われた福岡ソフトバンクと中日のウエスタン・リーグ公式戦第27回戦は、6対5で福岡ソフトバンクが勝利し、3年ぶりのウエスタン・リーグ優勝を決めた。

　福岡ソフトバンクの先発・ガンケル投手は初回、連打で1点を先制される。しかし直後の1回裏、吉田賢吾選手、海野隆司選手、笹川吉康選手、川原田純平選手の適時打が飛び出す打者一巡の猛攻で、すぐさま5点を奪い逆転に成功。

　大きな援護を得たガンケル投手だったが、2回表に高橋周平選手に1号ソロを浴びると、5回表も高橋周選手の本塁打などで3点を失い、5回8安打3四死球5奪三振5失点。チームは同点に追い付かれる。

　両軍譲らず迎えた8回裏、海野選手の安打と2四球で1死満塁のチャンスを演出。川原田選手は三振に倒れるも、水谷瞬選手がフルカウントから四球をもぎ取り、押し出しで勝ち越しに成功する。

　9回表は尾形崇斗投手が3者連続三振で締め、試合終了。本拠地でファンに囲まれるなか、就任2年目の小久保裕紀監督が3度宙に舞った。

　 １２３４５６７８９ 計
中 １１００３００００ ５
ソ ５００００００１Ｘ ６

中 松葉貴大-●森博人
ソ ガンケル-古川侑利-ヘルナンデス-○中村亮太-S尾形崇斗

文・武澤潤

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