7月9日、メットライフドームで行われる埼玉西武と千葉ロッテによる今カードは、オールスター前最後の3連戦。勝ち越して前半戦を終わりたいこの3戦の、重要な初戦の見どころを紹介していく。
【今季対戦成績】
埼玉西武→7勝5敗、千葉ロッテ→5勝7敗
【埼玉西武】今井投手 3試合、1勝2敗 15.1回、11奪三振、11失点 防御率5.87
【千葉ロッテ】渡邉投手 5試合、0勝1敗 25回、10奪三振、13失点 防御率3.60
埼玉西武は、プロ4試合目の登板となる今井投手が先発。前回登板の楽天戦では、2本塁打を浴びるなど6失点と、試合を作ることができなかった。8日の試合ではプロ初黒星を喫した千葉ロッテとの再戦となるだけに、パ・リーグ球団相手からの初勝利に向けて雪辱を果たしたいところだ。
打線の注目は、このところ下位打線で存在感を示している中村選手。8日の試合では先制の適時打を放つなど、7月に入って調子は上向き。開幕から打率1割前後という日々が続いていたが、今月はここまで打率.273を記録している。存在感を放ち始めた「おかわり君」は、今井投手に援護点を届けることができるか。
一方、千葉ロッテの先発・渡邉投手はここまで5試合に先発しているものの未だ勝利を挙げることができず。しかし、いずれの登板でも5イニングスを投げ、4失点以内と大崩れはしていない。前回登板となった6月14日の横浜DeNA戦では5回無失点と好投しているが、ここ2試合は80球を前にして交代している渡邉投手。9日の試合ではより長いイニングを投げ、プロ初勝利をつかみ取りたいところだ。
援護したい打線は、中村選手に期待がかかる。今季、開幕から3割を超える打率を残し、3番に座る中村選手。中でも、メットライフドームでは6試合に出場し21打数8安打、打率.381と相性がいい。6月23日の試合で初対戦となった埼玉西武・今井投手からも安打を放っており、9日の試合でも快音を響かせてくれそうだ。
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