◇埼玉西武対北海道日本ハム 第25回戦(20日・ベルーナドーム)
北海道日本ハムの木村文紀選手が引退試合に臨んだ。
古巣・埼玉西武との今季最終戦に「4番・右翼手」で先発した木村選手。1回表2死1塁で迎えた第1打席は、6球目を打ち上げて右飛に倒れた。4回表の第2打席では、初球のストレートを捉えて左翼への二塁打を放つ。その直後、相手の中継の乱れを突いて進塁する好走塁も披露。4回裏には一度守備位置につき、両軍の選手と握手を交わして17年間のプロ生活に別れを告げた。
木村選手は2007年に投手として埼玉西武に入団。2012年途中に野手に転向すると、翌年5月にプロ初安打・初本塁打を記録した。2019年には右翼のレギュラーをつかみ、10本塁打を放ってリーグ連覇に大きく貢献した。2021年途中に北海道日本ハムにトレードで移籍すると、移籍後は62試合に出場。試合を左右する場面での印象的な打撃が大きな魅力で、2022年7月13日に放った勝ち越し3ランは記憶に新しい。通算53盗塁を記録するなど、走塁でもファンを魅了した。
◇木村文紀選手 コメント
「プロ野球人生最後の打席で打つことができて良かったです。登場曲にうるうるしちゃいました。みなさん本当にありがとうございました」
◇木村文紀選手 通算記録
711試合 1733打席 326安打 42本塁打 154打点 53盗塁 打率.213
文・河野桜己
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