7月8日、楽天生命パークで楽天と埼玉西武による今カードの最終戦が行われる。初戦は雨天中止となり、2戦目は埼玉西武が終盤にリードを奪って接戦を勝利。注目の3戦目はどちらに勝利の女神がほほ笑むか。注目ポイントを見ていこう。
【今季対戦成績】
楽天→3勝10敗、埼玉西武→10勝3敗
【楽天】塩見投手 4試合、1勝1敗 21回、20奪三振、12失点 防御率4.71
【埼玉西武】菊池投手 11試合、8勝1敗 75回、76奪三振、26失点 防御率3.12
楽天の先発は前回登板で今季初勝利を挙げた塩見投手だ。今季は21イニングスを投げ、与えた四球は2。制球を乱して走者を背負わない反面、被安打は23とほぼ毎イニング走者を許していることになる。期待されていながらいまだ2桁勝利を挙げたことがないなど、今年は勝負の年となる。2週連続で強力打線を抑え込み、勢いに乗っていきたいところ。
対する埼玉西武の先発は、エース・菊池投手が登板予定。先週は5回6失点と楽天打線に打ちこまれ、塩見投手との投げ合いに敗れた。エースとして、2週連続での敗戦はプライドが許さないだろう。8日の試合では意地の投球でチームに勝利をもたらせるか。
打線の注目選手には、アマダー選手を推したい。今季、塩見投手の登板試合で8打数4安打5打点と大暴れのアマダー選手。5月頭には.205だった打率も、6分ほど上昇し.263まで調子を上げた。現在6試合連続安打中ということもあり、7試合連続に伸ばす一打が勝利に結び付くか。
一方の埼玉西武打線からは秋山選手を挙げておきたい。6月以降の菊池投手の登板日で22打数9安打3打点の活躍。本塁打は2本放っているが、どちらも先頭打者弾であった。先取点を奪えれば、エースの投球でグッと勝率が上がるはず。まずは秋山選手の第1打席に注目したい。
記事提供: