9月12日、ベルーナドームで行われた埼玉西武と福岡ソフトバンクの第22回戦は、8対4で福岡ソフトバンクが勝利した。
福岡ソフトバンクは、初回から猛攻を見せる。9月の打率3割超と当たっている周東佑京選手の安打を足掛かりに満塁とすると、今宮健太選手、柳町達選手、井上朋也選手が3連続タイムリー。相手先発・松本航投手の立ち上がりを捉え、一気に4点を先制した。
援護をもらった先発C.スチュワート・ジュニア投手は、1回裏を3人で片付けるも、続く2回裏に犠飛で1点を返される。さらに4回裏、1死満塁から連続適時打で同点に。続く打者に四球を与えて再び満塁とされたところで降板となり、2番手・嘉弥真新也投手がこのピンチをしのいだ。
5回以降も救援陣が無失点でつなぎ、試合は延長戦へ。11回表、1死2塁と得点圏に走者を置き、クリーンナップへと打順が回る。柳田悠岐選手が四球を選んで1、2塁とすると、打席には近藤健介選手。打球はぐんぐんと伸びてフェンス直撃の二塁打となり、走者2人が生還した。その後、今宮健太選手にも2点適時二塁打が生まれ、リードを4点に広げる。
11回裏のマウンドへと上がったのは、大津亮介投手。両チーム合わせて17人目の登板となった。先頭打者を1球で仕留めると、四球で走者を背負いながらも無失点で締め、試合終了。
福岡ソフトバンクは、先発のC.スチュワート・ジュニア投手が3.2回4失点。早い段階での降板となってしまったが、救援陣が三塁を踏ませない好投で得点を許さなかった。埼玉西武は、松本投手が5回4失点。4回に追い付いて延長戦へと持ち込んだものの、公文克彦投手が痛恨の勝ち越し打を浴び、連勝は「5」でストップしている。
1234567891011 計
ソ 400000000 04 8
西 010300000 00 4
ソ C.スチュワート・ジュニア-嘉弥真新也-甲斐野央-又吉克樹-松本裕樹-藤井皓哉-○津森宥紀-大津亮介
西 松本航-水上由伸-田村伊知郎-平井克典-クリスキー-豆田泰志-●公文克彦-本田圭佑
文・吉村穂乃香
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