「与えられたところでしっかり」。強力救援陣を支える千葉ロッテ・南昌輝の覚悟

パ・リーグ インサイト 岩下雄太

2018.7.4(水) 14:46

今季はすでに29試合に登板している千葉ロッテ・南投手(C)PLM
今季はすでに29試合に登板している千葉ロッテ・南投手(C)PLM

重要な場面での登板が多い今季

チームの反撃を呼び込みたいという重要な場面を中心に登板する千葉ロッテの南昌輝投手。プロ8年目の今季は開幕から7試合連続無失点に抑えていたが、4月22日の埼玉西武戦で3失点、28日の北海道日本ハム戦で失点し4月終了時点で防御率は5.40だった。

5月は6日の北海道日本ハム戦で失点したが、その他の試合では無失点。抜群の安定感を見せた。特に3・4月は左打者に対して11打数6安打、被打率.545と打ち込まれたが、5月は左打者を19打数1安打と完璧に封じ込んだ。

5月に入ってからストレートに勢いがでてきた印象で、南投手は「できるだけ全力で腕を振るようにしています」と力強いストレートを投げるため、腕の振りを意識しているという。

南投手が調子を上げてきたなか、セットアッパーのシェッパーズ投手が6月1日に一軍登録を抹消。開幕からビハインドゲームで投げることの多かった南投手だが、今後は勝ち試合で投入される可能性も十分に考えられる。

「マリーンズには中継ぎに良いピッチャーが揃っているので、与えられたところでしっかり投げられれば」と話し、「ベンチからいけと言われたら、どんな場面であってもいつでもいける準備はしたいと思います」とポジションにこだわらず自身の役割を全うしていく覚悟だ。

今季は既に昨季の19試合を上回る29試合に登板している南投手。チームを勝利に導くため、これからもブルペンで“どんな場面でも投げられる”準備をしていくつもりだ。

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パ・リーグ インサイト 岩下雄太

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